【新型ハーレーX350T登場か】生産終了のX350・X500との違いは? スプリント350は出るのか? ライバルと徹底比較!

【新型ハーレーX350T登場か】

ハーレーダビッドソンから、新しい350ccクラスのバイクが登場するかもしれません。

2026年10月29日、インドのバイクメディアRushLaneが、未発表の新型「Harley-Davidson X350T」の実車写真を公開しました。

注目したいのは、タンクに「Harley-Davidson」と「X350T」の表記が確認されていることです。

一方、日本では2026年6月10日に、既存のハーレーダビッドソンX350とX500の生産終了が発表されています。

つまり、現在の350cc級ハーレーが販売終了に向かう中で、新たな350cc級ハーレーがインドから登場する可能性が出てきたわけです。

ただし、既存のX350と今回のX350Tは、名前が似ていてもまったく異なる開発系統のバイクです。

今回はこの違いを確認しながらホンダGB350 C、ロイヤルエンフィールドMETEOR 350、BSA Bantam 350とも比較してみたいと思います。

新型ハーレーダビッドソンX350Tがスクープ!

2026年10月29日にRushLaneが報じたのは、X350Tという名前がタンクに記された未発表車両です。

車体はインドで販売されているHarley-Davidson X440Tによく似ており、約440ccのエンジンを350cc級へ縮小したモデルと予想されています。

現在のX440Tは、ハーレーダビッドソンとインドのHero MotoCorpが共同展開するバイクです。

今回のX350Tも、このHeroとの協業によるモデルとみられています。

外観には、丸型ヘッドライト、倒立フロントフォーク、ツインリアショックなど、X440Tに近い特徴が見られます。

そして何より、車体にはハーレーダビッドソンのブランド名が確認されています。

そのため、Heroブランドではなく、ハーレーダビッドソンの新型車として登場する可能性が高いと考えられます。

ただし、2026年10月31日時点ではメーカーから正式な製品仕様や発売日は発表されていません。

出典:RushLane|新型Harley-Davidson X350Tの実車スクープ

日本のX350とX500は生産終了! 在庫限りの販売に

ここで重要なのが、現在日本で販売されているX350とX500の状況です。

ハーレーダビッドソン ジャパンは2026年6月10日、X350およびX500の生産終了を発表しました。

両車種は正規販売店の在庫限りとなり、追加供給の予定はありません。

ただし、すべての店舗ですでに完売したという意味ではありません。販売店やカラーによって在庫状況が異なるため、購入する場合は各正規ディーラーへの確認が必要です。

日本に登場したのは2023年10月。普通二輪免許で乗れるX350と、より余裕のある500ccエンジンを搭載したX500として注目を集めました。

比較的手の届きやすい価格も魅力でしたが、登場から約3年で生産終了が発表されたことになります。

なお、生産終了の理由についてメーカーから具体的な説明はなく、今回のX350T登場との直接的な関係も確認されていません。

出典:Car Watch|ハーレーダビッドソンX350・X500生産終了(2026年6月10日)

X350・X350T・X500は何が違う?

最も混同しやすいのが、従来のX350と新型X350Tの関係です。

実は、この2台は名前が似ているだけで、開発系統もエンジン形式も異なります。

従来のX350は中国QJMotorとの共同開発モデル

日本で2023年から販売されてきたX350は、中国のQJMotorとの協業によって生まれたバイクです。

353ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力36HP、最大トルク31Nmを発揮します。

デザインはハーレーダビッドソンのレーシングマシンXR750から影響を受けたフラットトラッカースタイルです。

17インチホイールを前後に採用し、比較的スポーティーな走りを楽しめる構成になっています。

日本でのメーカー希望小売価格は699,800円(税込)です。

新型X350TはインドHeroとの共同展開モデル

一方、新型X350Tは、インドのHero MotoCorpとハーレーダビッドソンが展開するX440系の派生モデルと報じられています。

既存のX440Tは440ccの空油冷単気筒エンジンを搭載しています。

 ➡スプリント440と同じってことですね。

新型X350Tでは、このエンジンの排気量を350cc以下に縮小すると予想されています。

つまり、従来の水冷並列2気筒X350とは、エンジンの形式から異なる可能性が高いわけです。

単気筒ならではの低中回転域のトルク感を重視したモデルになるのか、正式なエンジン特性が気になりますね。

X500は500cc並列2気筒のロードスター

X500は従来のX350と同じく、中国QJMotorとの協業によるモデルです。

500ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力47HP、最大トルク46Nmを発揮します。

外観はX350のフラットトラッカースタイルとは異なり、ハーレーダビッドソンのSportsterを連想させるロードスターデザインです。

【比較表】ハーレーX350・新型X350T・X500

比較項目 X350 新型X350T X500
開発系統 中国QJMotor系 インドHero系と報道 中国QJMotor系
排気量 353cc 350cc以下と予想 500cc
エンジン 水冷並列2気筒 空油冷単気筒と予想 水冷並列2気筒
最高出力 36HP / 8,500rpm 未発表 47HP / 8,500rpm
最大トルク 31Nm / 7,000rpm 未発表 46Nm / 6,000rpm
変速機 6速 未発表 6速
車両重量 195kg 未発表 208kg
シート高 777mm 未発表 820mm
燃料タンク 13.5L 未発表 13.1L
前後ホイール 17/17インチ 未発表 17/17インチ
国内価格 699,800円 未発表 839,800円
必要な免許 普通二輪MT 350cc以下なら普通二輪MT 大型二輪MT
販売状況 生産終了・在庫限り 未発表 生産終了・在庫限り

※X350・X500のスペックおよび価格はハーレーダビッドソン日本公式仕様。X350Tは2026年10月29日のRushLane報道による予想で、正式諸元ではありません。車両価格は消費税込み、登録諸費用別です。

公式情報:Harley-Davidson X350、Harley-Davidson X500

なぜX350Tは350cc以下になる? インドの税制が背景か

今回の新型X350Tが注目される理由の一つが、インドのGST(物品・サービス税)です。

2025年の税制変更により、排気量350cc以下のバイクには18%、350ccを超えるバイクには40%の税率が設定されています。

排気量区分 GST税率
350cc以下 18%
350cc超 40%

重要なのは「350ccちょうど」ではなく「350cc以下」であることです。

従来の中国系X350は353ccなので、この税制では350cc超の区分に入ります。

一方、新型X350Tが350cc以下に設定されれば、税率18%の区分に収まります。

440ccのX440Tから排気量を縮小する理由として、かなり合理的な説明ですね。

ただし、X350Tの実際の排気量はまだ発表されていません。

新型X350Tの登場で、ハーレー「Sprint 350」も実現する?

今回のX350Tの報道で、もう一つ気になるモデルがあります。

それが、ハーレーダビッドソンの新型クルーザー「Sprint(スプリント)」ですよね。

2026年10月29日、インドのRushLaneは、新型Sprint 440とみられる車両が製造施設で撮影されたことを報じました。

新型Sprintは、低いシート、手前に引かれたハンドル、前方に配置されたステップなど、アメリカンらしいスタイリングが特徴です。

当初は440ccの空油冷単気筒エンジンを搭載すると予想されていました。しかし、ここにきて350cc仕様の可能性も浮上しています。

Sprintにも350ccエンジンが搭載される?

RushLaneは10月30日のEICMA 2026予想記事で、新型Sprintが従来の440ccエンジンを採用するのか、それともX350Tの350cc級エンジンを採用するのかという点に言及しています。

もしX350T用に350cc級のエンジンが開発されているのであれば、同じHero MotoCorpとハーレーダビッドソンの協業モデルであるSprintにも展開することは十分考えられます。

しかも、インドでは350cc以下と350cc超で税率に大きな差があるため、Sprintにも350cc仕様を設定する経済的な理由があります。

今回比較したロイヤルエンフィールドのMETEOR 350は、まさにSprintがライバルとするクルーザーです。

仮にSprint 350が登場すれば、METEOR 350と同じ排気量クラスで競争することになります。

そして日本にも導入されれば、普通二輪免許で乗れるハーレーダビッドソンの本格的なクルーザースタイルとして、魅力的な選択肢になりそうですね。

ただし、現時点では「Sprint 350」という車名や350cc仕様の発売は正式発表されていません。440cc仕様のみで登場する可能性も残っています。

新型X350Tの正式発表とともに、Sprintの搭載エンジンがどうなるのかにも注目したいところです。

350ccクラスのライバル3台も比較!

新型X350Tが日本に導入された場合、比較対象になりそうなのが次の3車種です。

Honda GB350 C|国産クラシックの代表格

GB350 Cは、348ccの空冷OHC単気筒エンジンを搭載するクラシックロードスポーツです。

最高出力は20PS、最大トルクは29Nm。特に3,000rpmで最大トルクを発揮するエンジン特性が特徴です。

前後の深いフェンダーやフォークカバー、セパレートシートなど、昔ながらのクラシックバイクを連想させるデザインも魅力です。

車両重量186kg、シート高800mm、燃料タンク15L。日本でのメーカー希望小売価格は715,000円(税込)です。

Royal Enfield METEOR 350|350ccアメリカンの有力候補

メテオ350は349ccの空冷単気筒エンジンを搭載するクルーザーです。

最高出力20.2PS、最大トルク27Nmという数値はGB350 Cに近いものの、ライディングポジションは大きく異なります。

低いシートとゆったりしたハンドル位置、クルーザーらしい車体構成が特徴です。

シート高は765mmと低めで、車両重量は191kg。燃料タンク容量は15Lです。

日本でのメーカー希望小売価格は762,300円(税込)から。

クラシック350やBullet 350も同じ350cc系エンジンを採用していますが、今回はアメリカンスタイルを重視してメテオ350を選びました。

BSA Bantam 350|水冷DOHCで29馬力の新型クラシック

BSAのバンタム350は、2026年10月1日から日本で正式販売が始まった新型モデルです。

排気量334ccの水冷DOHC単気筒エンジンを搭載し、最高出力29bhp、最大トルク29.62Nmを発揮します。

車体は英国クラシックを思わせるデザインですが、エンジンは水冷DOHC、トランスミッションは6速と、現代的な構成です。

車両重量185kg、シート高800mm、燃料タンク容量13L。

日本でのメーカー希望小売価格は698,500円(税込)で、価格面でも注目したいモデルです。

【6台スペック比較】GB350C・メテオ・X350・X350T・バンタム・X500

350ccクラスの5台に、参考モデルとして500ccのハーレーダビッドソンX500を加えた比較表です。

新型X350Tは未発表車両のため、正式に確認できない項目は未発表としています。

項目 Honda
GB350 C
Royal Enfield
METEOR 350
Harley
X350
Harley
X350T
BSA
Bantam 350
Harley
X500(参考)
排気量 348cc 349cc 353cc 350cc以下と予想 334cc 500cc
冷却方式 空冷 空冷 水冷 空油冷と予想 水冷 水冷
気筒数 単気筒 単気筒 並列2気筒 単気筒と予想 単気筒 並列2気筒
最高出力 20PS 20.2PS 36HP 未発表 29bhp 47HP
最大トルク 29Nm 27Nm 31Nm 未発表 29.62Nm 46Nm
変速機 5速 5速 6速 未発表 6速 6速
車両重量 186kg 191kg 195kg 未発表 185kg 208kg
シート高 800mm 765mm 777mm 未発表 800mm 820mm
燃料タンク 15L 15L 13.5L 未発表 13L 13.1L
国内税込価格 715,000円 762,300円~ 699,800円 未発表 698,500円 839,800円
国内販売 販売中 販売中 在庫限り 未発表 販売開始 在庫限り

※X350Tの記載は海外報道に基づく予想。GB350 C、METEOR 350、Bantam 350、X350、X500は各メーカー公表値を採用。最高出力の単位は各社公表表記を維持しています。価格は消費税込みのメーカー希望小売価格で、登録諸費用等は含まれません。X500は350ccクラスではなく参考比較車です。

350ccクラシックを選ぶなら、どのバイクが面白い?

ゆったり走るならGB350 C

GB350 Cは3,000rpmという低い回転数で最大トルクを発揮します。

高回転まで回さずにトルクを使って走りたい人や、昔ながらのクラシックデザインを重視する人には魅力的です。

アメリカンスタイルならMETEOR 350

メテオ350は765mmという低いシート高が特徴です。

ゆったりしたライディングポジションを求めるなら、今回の比較車種の中でも有力な候補でしょう。

スポーティーな走りならX350とBantam 350

既存のX350は36HPの水冷並列2気筒エンジンを搭載しています。

フラットトラッカースタイルと17インチホイールの組み合わせも特徴で、クラシカルな外観だけでなく、走行性能を重視する人にも向いています。

一方、Bantam 350は水冷DOHC単気筒で29bhpを発揮します。

価格は69万8,500円と比較的手が届きやすく、スポーティーなクラシックバイクとして注目したいところです。

新型X350Tはどうなる?

X350Tは正式なスペックが発表されていません。

もしX440Tの空油冷単気筒エンジンを縮小したモデルなら、従来の水冷2気筒X350とは異なる乗り味になる可能性があります。

気になるのは最高出力よりも、最大トルクとその発生回転数かもしれません。

GB350 Cやメテオ350のように低中回転域を重視するのか、あるいは別の方向性になるのか、正式発表が楽しみです。

X350Tは日本で発売される? 生産終了したX350の代わりになるのか

現在、日本ではX350とX500が生産終了となり、正規ディーラーの在庫限りで販売されています。

このタイミングで新型X350Tが登場するという報道は、かなり興味深いものです。

もっとも、X350Tはインド向けの税制を意識したモデルとみられており、日本市場で販売されるかどうかは分かっていません。

また、中国QJMotor系のX350とインドHero系のX350Tは開発系統が異なるため、X350Tがそのまま日本向け後継車になると断定することもできません。

それでも、X350Tが日本に導入されれば、普通二輪免許で乗れるハーレーダビッドソンという選択肢が引き続き用意されることになります。

GB350 C、メテオ350、BSAバンタム350との価格比較も気になるところです。

現時点ではX350Tの価格も日本導入も未発表ですが、インドでの正式発表と今後の海外展開に注目したいと思います。

まとめ|X350生産終了の先に、新しい350ccハーレーは登場するか?

2026年10月、日本の小排気量ハーレーダビッドソンには大きな変化が起きています。

中国QJMotor系のX350・X500は生産終了となり、販売は在庫限りになりました。

その一方で、インドHero系とみられる新型X350Tの実車写真が登場しています。

名前こそ似ていますが、既存のX350が水冷並列2気筒なのに対し、X350Tは空油冷単気筒と予想されており、まったく異なる性格のモデルになる可能性があります。

また、国内ではGB350 C、メテオ350、BSAバンタム350といった個性的な350ccクラシックモデルが販売されていますね。

ここにX350Tが加わることになれば、普通二輪免許で選べるバイクの楽しみはさらに広がりそうです。

まずは、X350Tの正式な排気量、出力、価格、そして日本導入の有無に注目していきたいと思います!!

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