【250ccフルカウル】カッコいいデザイン5選【イタリア】

イタリアメーカーの250ccフルカウルバイク:デザイン部門

・皆さんこんにちは。今回は2022年時点でイタリアメーカーが販売している250ccフルカウルバイクの中で、個人的に私が気に入っているバイクを紹介していきたいと思います。そのため順位はあくまで私基準なので異論は認めます!皆さんの順位も教えていただけると嬉しいです。

・250ccバイクに興味がある方、特にフルカウルバイクが好きな方、イタリアンデザインが好きな方に見ていただければと思います。またコメントなどでおすすめのイタリアン250ccバイクがあれば書いていただけると嬉しいです。それでは第5位から!

5位:F.B Mondial「 PAGANI300」

・goobikeなどでは「PAGANI300(パガーニ300)」と表記されることも多いですが、公式などによると正式には「Pagani1948(Sport Classic 300)」であり、それを略して「PAGANI300」となります。

・このPAGANI300は、名前の通りだと「300ccのバイクかな?」と思われがちなのですが、実際には250ccクラスのバイクであり、日本限定モデルでもあります。ちなみに「PAGANI125」というapriliaの125ccエンジンを積んだ原付2種バイクもあります。ルックスはほとんど一緒ですね。ちなみに、最初の125cc世界選手権で優勝したドライバーである「Nello Pagani」への敬意を表して名付けられているそうです。

<スペックについて>

・PAGANI300のエンジンは先述の通り、日本規制に合わせた250ccという嬉しいところ。この250ccエンジン、実は中国アプリリア(中国ピアジオ)産のようです。というのも、F.Bモンディアルは中国生産でして、その生産を請け負っているのが中国アプリリアの工場なのです。つまり、大本を辿れば、宋申(ゾンシェン)関係ということですね。

・中国アプリリアの250ccフルカウルスポーツバイク、アプリリアの「GPR250R」は、水冷DOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載しているバイクで、馬力は27.9PS(9,000rpm)、最大トルクは21.5N.m(7,500rpm)となっています。

・PAGANI300のエンジンは、水冷DOHC4バルブ単気筒エンジン、馬力23.1PS / 8,500rpm、最大トルクは22.5 Nm / 6,500 rpmとなっており、最大出力こそ劣っているものの、最大トルクはPAGANI300のほうがGPR250Rより大きいエンジン特性となっています。おそらくボア・ストロークなどは違いますが、元は同じエンジンなのでしょう。これは、弟分であるPAGANI125や他のモンディアル車である125ccのオフやネイキッドバイクのエンジンはアプリリア製を搭載していることからも裏付けられていると思います。

※こちらは125ccのパガーニです。ルックスはエンジン以外ほぼ変わらないですね。惚れ惚れするデザインです。欲を言うならば、デザインされたLEDヘッドライトの採用や楕円っぽいライトの形を丸くしてくれると個人的には嬉しいですね。そうすると別のバイクとなってしまいそうですが笑

・公式サイトによると、全長 2,009 mm、全幅 800 mm、全高 1,146 mm、ホイールベース 1,360 mm、最低地上高 130 mm、シート高 804 mm、装備重量は154kgとなっています。ただ、燃料タンクは9.5リットルと、他の250ccクラスのバイクに比べると明らかに少ないです。

・原因としてはこの素晴らしいイタリアンテイストをルックスに表現するとタンク容量が確保できなかったのでしょう。ただ、このクラス帯の単気筒エンジンなので、燃費は良さからそれほど困ることはないようです。

<日本での販売について>

・F.Bモンディアルのバイクは、PAGANIの他にもかっこいいバイクがたくさんあるため、また別の機会にまとめていきたいと思います。こちらは日本国内にて正規販売を買うことができますので安心です。ホームページによれば、PAGANI300はユーロ4対応のバイクなので、まだユーロ5に対応できていないのでしょうか。同エンジンのアプリリアのGPR250Rは対応していたと思うので、PAGANIモデルが終わることはなさそうです。今後マイナーチェンジなどがあるのかもしれませんね!

4位:Benelli 「Tornado252R」

・Tornado252R(トルネード252R)は、中国の250cc市場としては待ち望まれていたバイクであり、フェアリングに組み込まれたDRLライトや、その特徴的な楕円形のLEDヘッドライトが特徴です。遠目に見ると縦目一眼のMVアグスタのようなデザインとでも言うのでしょうか。随所にイタリアンテイストを感じます。

・スポーティな見た目はヘッドライト周りだけではなく、スポーティな分割式シート、スポーティな倒立式フォーク、スポーティなクローム仕上げのエキゾースト、スポーティなアルミホイールなどなど多々あります。

<スペックについて>

252Rのエンジンスペックとしては、最高出力26.1PS/8,500rpm、最大トルク24.1Nm/6,500rpmを発生する249ccの2気筒エンジン(パラツイン)になります。装備重量は177kgと結果クラス的には重め。このエンジンスペックだけみると「え、2気筒だよね?」となるかもしれませんが、現地での評判は悪くなく乗りやすいようですね。マフラー音も評判が良いらしいです。(※参考までに、Ninja250(パラツイン)のスペックとしては、最高出31PS/11,000rpm、最大トルク21nM/8,500rpmで、装備重量168kgです)

・また、Tornado 252Rは、スマートフォンのBluetooth接続が可能で、通話情報などの詳細をメーターに直接表示することができます。シート高は785mmで、入門バイクとしてもばっちりだと思います。

<日本での販売について>

・結論から申し上げると、ベネリジャパンのラインナップ的に、導入の可能性はあり!でしょうかね。一応ベネリ・トルネード252R自体は、中国の地元向けですが、実はこの252Rには兄貴がいまして、「Tornado302R」という名前で見た目もほとんど変わりません。このあたりはグローバル展開ついでに日本導入もあるかもしれませんね。

・ライバルは、KTMのRC250〜390、BMWのG310RR、ホンダCBR250RR〜400RR、ヤマハR3などでしょうか。中国内では、apriliaのGPR250R、CFMOTOの250SRS、VOGE(Loncin)の250RRあたりでしょうか。そういえば、この252Rの蛍光黄緑カラー、なかなか格好良くないですか?

・実はこの色、ベネリの歴史あるカラーの1つで、Tornado 900を踏襲したデザイン&カラーとなっています。こうやって歴史とともに見てみると、めちゃくちゃほしくなりますね!しかもTornado900…かっこよすぎじゃないです。古き良きデザインをうまく踏襲できている「252R」も当然良さそうなので、売れてほしいものです。そして日本にもお願いします。

最新情報をチェックしよう!
>