【Kawasaki】ZX-25RR【2023年モデル】の気になるところ!

2023年 新型ZX-25RRとは?

・ZX25Rが初めてお披露目された第46回東京モーターショーのことは、今でも覚えています。久しく国内250ccマルチは販売されてなく、今後も出ることはないと言われていたときに、4気筒250ccをしっかりと出してきたことに対して嬉しさと驚きがありました。

・Kawasakiの250ccクラスのバイクには「Ninja250」という2気筒のこれまた素晴らしいフルカウルスポーツバイクがありますが、このNinja250が日本4大メーカーがフルカウル250ccを出していなかった時代にカッコよく登場したことも懐かしいですね。やはりKawasakiは250ccのパイオニア的存在として各メーカーを引っ張っているくらいすごいことをやってくれていると思います。東南アジアを中心に250ccの需要の高まりもあり、こうして250マルチが日の目を見たという…感慨深いですね。

・「2021年モデル」として2020年に発売されたZX-25Rですが、その売れ行きは各アジア国や日本でも予想以上のものだったそうです。ただ販売数的にはすごく儲かったわけではなさそう?なので、もっと売れてもいいと思いますし、私もこれが最後の4気筒250ccと思うと一台手元に持っておきたいと思うくらいです。

ZX25RRの改良点やスペック

・2022年モデルまでは、ZX25Rとネーム末尾の「R」が1つでしたが、2023年モデルからは上位モデルとして「RR」が発表されることになりました。

・この新型ZX-25RR(2023)ですが、アジアの公式HPはあるものの、今のところ調べた限りでは馬力は非公表となっています。おそらく2022年11月のEICMAでZX-4R(RR)の発表時に合わせて公表か、他のアジアや日本の正式発表時に公開といった流れでしょうか。

・見た目はほとんど変更なしですよね。カラー以外の一番目立つ変更点としてはマフラーですね。以前のモデルまでは腹下マフラーで目立たない感じで、個人的には大好きでしたが、やはり排ガス規制の煽りもあってから結構大きいサイレンサータイプのマフラーとなりました。トータルデザイン的に以前のモデルが好きな方はマフラー交換か、以前のモデルを買ったほうが良いかもしれません。

・また乗車時に一番わかるのは、TFTメーターの採用ですね。これまでの「液晶+タコメーター」からレース対応の「TFTメーター」に変更となりました。250ccでこの変更はすごいと思います。ただ、以前こちらでも記事として書いたapriliaの「GPR250R」もTFTメーターを導入しています。

aprilia GPR250Rの詳細はこちらからどうぞ>

・価格帯としては少し下がりますがスペック的なライバルでもある「CBR250RR」ですが、2023年モデルの新型でもメーターは特に変更がありません。より高級・レース志向なアップデートがZX-25RRで行われたということでしょうね。

新型ZX-25RR(2023)と旧型ZX-25RR(2022)、ライバルの新型CBR250RR(2023)との違い

・一部上記にも挙げましたが、同じZX-25Rの新旧モデルとしては、①マフラー形状の変更②TFTメーターの採用③ウインカーのLED化 などが外見上では大きな違いですね。

・上位モデルでもある「ZX25RR」としては、フロントが「SFF-BPφ37mm倒立フォーク」、リアも調整可能なサスペンションとなっています。スペック上の比較としては以下になります。また、参考にライバルでもある新型CBR250RRとの比較も一緒に載せました。

 

※表は右にスクロールできます。

車両名 ZX-25R(~2022年)
旧モデル
ZX-25RR(2023年~)
新モデル
CBR250RR(2023年~)
新モデル
全長 1,980mm 1,980mm 2,061mm
全幅 750mm 750mm  724mm
全高 1,110mm 1,110mm 1,114mm
ホイールベース  1,380mm 1,380mm 1,385mm
車両重量 184kg 183kg ノーマル:166kg
SPモデル:168kg
シート高 785mm 785mm 790mm
最低地上高 125mm 125mm 148mm
タイヤ(前) 110/70R17 M/C 54H 110/70R17 M/C 54H 110/70R17 M/C 54H
タイヤ(後) 150/60R17 M/C 66H 150/60R17 M/C 66H 140/70R17 M/C 66H
ヘッドライト LED LED LED
メーター アナログタコメーター+液晶メーター TFTメーター フルデジタルの液晶メーター
エンジンタイプ 水冷4ストローク並列4気筒
DOHC4バルブ
水冷4ストローク並列4気筒
DOHC4バルブ
水冷4ストローク並列2気筒
DOHC8バルブ
排気量 249cc 249cc 249cc
最高出力 45PS/15,500rpm

ラムエア加圧時:46PS/15,500rpm

未公開 ノーマル:38.7PS/12,500rpm
SPモデル:42PS/13,000rpm
最大トルク 21Nm/13,000rpm 未公開 25Nm/11,000 rpm
ミッション 6速(QS装備可能) 6速(QS装備可能) 6速(QS装備可能)
クラッチ アシストスリッパークラッチ アシストスリッパークラッチ アシストスリッパークラッチ
タンク容量 15l 15l 14.5l
生産国 タイ タイ インドネシア
その他 インドネシア版のラムエア加圧時
51ps/15,500rpm
カワサキインドネシアの公式より参照 インドネシアホンダの公式より参照
価格 国内:税込847,000円~935,000円

Ninja ZX-25R(ノーマル)
847,000円

Ninja ZX-25R SE KRT EDITION
935,000円

日本未導入

Ninja ZX-25R(ノーマル)
105,000,000Rp(1,015,951円)

Ninja ZX-25RR
129,900,000Rp(1,256,877円
*2022年10月時点

日本未導入

CBR250RR ノーマル
62,850,000Rp(597,256円)

CBR250RR SP QS Tricolor
Rp.79,800,000(758,935円)
*2022年10月時点

※表は右にスクロールできます。

・CBR250RRのほうが少し全長が長いんですね。そう思うと、ZX25Rがかなりコンパクトということですね。ただ、ホイールベースはほぼ一緒で、タイヤに関しては全く同じなので、実際に横に並べたサイズ感などは変わりなさそうです。

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