【ニューモデル】CFMOTO 500SR VOOM【2眼4気筒】

CFMOTOとは?

・「CFMOTO」というメーカーは中国企業のバイクブランドです。

・母体は「浙江春風動力」という企業で、中国のニュースなどでは(世間認識的には)春風動力=CFMOTOなので中国メディアなどでは「春風」と表記されているようです。

*ちなみに中国語では「春风动力」、英語では「Zhejiang CFMOTO Power Co.,Ltd」と言います。

2024年~ 500SR VOOM のカラーリング

・CFMOTOの公式によると、——「500SR VOOMは、モダンとスポーツ・クラシックの新たな境界線を設定するハイテク機能を備えたパワフルなミドルウェイトバイクで、あなたを異次元の楽しさへと誘うタイムレスなマシン———とのことです。

・いわゆる「ネオレトロ」や「ネオスポーツ」、「ネオクラシック」、「レトロスポーツ」などと言われているデザインですね。

・競合でいうと、デザインだけならMVアグスタの「スーパーヴェローチェ800」やヤマハの「XSR900やGP」、ホンダの「ホーク11」など。

・2024年度の現在のカラーは2色体制で、①ゼファーブルー②ネビュラホワイトです。

↑①ゼファーブルー

↑②ネビュラホワイト

画像元:https://www.cfmoto.com/global/motorcycles/sportracing/500sr.html

・どちらもクラシックスポーツ感がしっかり感じられるカラーリングですね。個人的には青が好きです。配色がスズキGSXRっぽい。

500SR VOOM 最大の特徴は「デュアルヘッドライト」?

先ほどの挙げた「ネオレトロ・スポーツ」系のバイク(MVアグスタの「スーパーヴェローチェ800」やヤマハの「XSR900」、ホンダの「ホーク11」)では、これまでただの丸目ヘッドライトのみでしたよね。

・そこへ今年、ヤマハから「XSR900GP」が発売され、角目の1眼ヘッドライトも出てきました。

 

・と、そんなこんなしていたら、CFMOTOから「500SR VOOM」…丸目2眼ヘッドライトのバイクが出てきた…という感じでしたね。

画像元:https://www.cfmoto.com/global/motorcycles/sportracing/500sr.html

 

・厳密には少し先に、CFMOTOの125ccバイクで「XO PAPIO RACER」が話題になりましたよね。かわいい感じ。

*125ccの12インチミニバイクなのに6速ギア

画像元:https://www.cfmoto.com/global/motorcycles/papio/xo-papio-racer.html

・最近のアドベンチャーモデルではDUCATIのデザートXやMOTO GUZZIのV85TTなどが丸目2眼ではありますよね。

・フルカウルスポーツモデルとしては、1980年代ごろの日本のSS系はこぞって丸目2眼でしたよね。最初に日本でこの丸目2眼のバイクを出したのはどこだったのでしょうか。スズキ?ホンダ?でしょうかね。

・当時を実際に知らないのですが、個人的には好きなデザインなので、丸目2眼バイク…日本メーカーもお願いします!

・公式HPによると、メインのヘッドライトはこの丸目2眼の下についているところっぽいですね。この辺りは昔の日本メーカーとは違うところかなと思います。

画像元:https://www.cfmoto.com/global/motorcycles/sportracing/500sr.html

・お尻もデュアルライト(しかもサイレンサーのエンドぽいデザイン)でかっこかわいい。

*ただ中国系の情報サイトのコメントを見ていると、このデザインは結構不評のようです。どうやら他のSRシリーズ「675SR-R」系統のデザインの方が好評のようです。

↓「675SR-R(675SS)」については以下でまとめています。

【ニューモデル】CFMOTO 675SR-R【2025年モデル】

500SR VOOM スペック 一覧まとめ

<メカニズム系>

エンジン形式:水冷・4ストローク・DOHC直列4気筒
排気量:499cc
ボア×ストローク:63mm×40.1mm
最高出力:58kw/12500rpm
最大トルク:49Nm/10000rpm
圧縮比:12:1
トランスミッション:湿式クラッチ、CF-SCスリッパークラッチ

<寸法・重量>

全長×全幅×全高 2010×730×1115 mm
ホイールベース 1395 mm
シート高 795 mm
最低地上高 140 mm
燃料容量 15.5L
車両重量 194kg

<シャーシ関連>

フロントサスペンション:Φ41mm USDフロントフォーク、プリロード/リバウンド調整式
リアサスペンション:シングルリアショック、プリロード、リバウンド調整式
フロントブレーキ:Φ300mm 油圧デュアルディスクブレーキ、ラジアル4ピストンキャリパー
リアブレーキ:Φ220mm 油圧式シングルディスクブレーキ、フローティングブレーキディスク
フロントタイヤ:120/70 R17
リアタイヤ:160/60 R17 ABSあり

情報元:https://www.cfmoto.com/global/motorcycles/sportracing/500sr.html

CFMOTO「500SR VOOM」 の値段/乗り出し価格は?(日本円、中国現地価格)

本国HPによると、500SR VOOM(スタンダード版:3万4980元、上位版:3万7980元)

→つまり、日本円換算のみで考えれば約71万~77万円(2024.8月22日時点のレートCNY / JPY=20.37)

・しかし、ここから輸送費やら関税等やらで日本での乗り出しいくらになるか?…日本に入ってきているCFMOTOのバイクの乗り出し価格から逆算してみます(排気量によって違うかもしれまんせんがだいたいの参考程度で)

・XO PAPIO RACER(125cc)

→中国のCFMOTO公式HPの値段:10680元(上記レートで換算:約22万円

→同時期のgoobikeでの乗り出し価格:約42万円

・250CL-C

→中国のCFMOTO公式HPの値段:14980元(上記レートで換算:約30.5万円

→同時期のgoobikeでの乗り出し価格:約71万円

・XO PAPIO RACER(125cc)の価格から予測すると、乗り出しで約137.5万円(スタンダード版)

・250CL-C(250cc)の価格から予測すると、乗り出しで約165.8万円(スタンダード版)となりました。

・500ccクラスで4気筒ですが、質感や装備が良いので結構高くなりそうですね。

*この記事を書いている現時点でZX-6R(2024年モデル)の乗り出し価格が約163万円、ZX-4RRの乗り出し価格が約124万円ということを考えると、日本では新興メーカーですし、知名度もほぼないことを踏まえると、乗り出し130万円切ってこないと売れないような気がします。あくまで個人的な印象です。

CFMOTO 500SR VOOM のライバルは?

CFMOTO「500SR VOOM」の特徴をまとめると…

①ミドルクラス(500cc弱)、最大馬力83ps

②フルカウル(ハーフカウル)系

③装備車重200㎏未満

・ライバル①:aprilia「RS457」

・ライバル②:HONDA「CBR400R」

・ライバル③:Kawasaki「ZX4RR」 あたりになるのではないでしょうか!ライバルメーカー・車種もおいおいまとめていこうと思います。

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