【Royal Enfield】2026 Himalayan750(ヒマラヤン750) アドベンチャー最新まとめ【EICMA 2025】

Royal Enfield Himalayan750(プロトタイプ)の概要

・Royal Enfield Himalayan750 は、EICMA 2025 で世界初公開された新型アドベンチャーツアラーのプロトタイプです。

・既存のHimalayan450の上に位置する上級モデルとして企画されていて、ブランドの中ではフラッグシップ級のアドベンチャーになると海外メディアで紹介されています。

・エンジンは新世代の750cc クラス並列2気筒で、トルク重視の特性を持ちながら高速クルージングにも余裕を持たせた設計になると報じられています。

・車体は完全新設計のスチールフレームと見られ、フロント倒立フォーク、リアはリンク式モノショック、フロントはダブルディスクブレーキが装着されています。

・ホイールサイズは フロント19インチ、リア17インチの組み合わせが有力で、Himalayan450よりもオンロード寄りのハンドリングを狙った構成です。

・丸型のフルカラーTFTメーターやスマートフォン連携、ライドモード、トラクションコントロール、クルーズコントロールなど、電子制御面も現代的な装備が搭載されると各種記事で伝えられています。

・現時点ではあくまで「プロトタイプの正式発表」の段階で、最終的な市販仕様の詳細やスペックは公開されていません。

・数値などの情報ふくめて、確定していない部分も多いです。

Himalayan750 のスペック詳細(現時点の予想を含む)

・Himalayan750の詳細スペックはまだ公式に発表されていませんが、インドを中心とした海外のバイクメディアなどの報道を総合すると、おおよそ次のようなパッケージになる見込みです。

・エンジンは750ccクラスの並列2気筒で、出力は約55〜60馬力、トルクは60Nm前後という予測が多く、絶対的なパワーよりも実用トルクと長距離ツーリングでの扱いやすさを重視した設定になりそうです。

引用元 https://www.ndtv.com/auto/royal-enfield-himalayan-750-launch-sooner-than-expected-exec-reveals-new-details-9039137

・シャシーは新設計のスチールフレームで、フロントは倒立フォーク、リアはリンク式モノショックという構成がテスト車両やショーモデルの写真から読み取れます。

・サスペンションは少なくともプリロードと伸び側減衰の調整が可能で、上位グレードではフルアジャスタブルになる可能性も指摘されています。

・ブレーキはフロントがダブルディスク、リアがシングルディスクで、ABSを標準装備すると見られています。

・電子制御については、6軸IMUかどうかはまだ明言されていませんが、少なくともライドモード、トラクションコントロール、クルーズコントロール、切り替え可能なABS、スマホ連携ナビなどを備えた「ミドルクラス上限」レベルの装備になる可能性が高いです。

・シート高はHimalayan450よりやや低く、足つき性を重視した830〜850mm前後と予想する記事が複数ありますね。

・450はフロント21㌅で、棲み分けな感じでしょうね。

引用元 https://www.royalenfield.co.jp/lineup/new_himalayan/

・今のところ車両重量はフル装備で210〜220kg 前後という見立てが一般的です。

 

項目 Himalayan 750 プロトタイプ(現時点での予想)
エンジン形式 並列2気筒DOHC(750cc クラス、空油冷または水冷)
排気量 約750cc(正式数値は未発表)
最高出力 約55〜60馬力(海外メディア予想値)
最大トルク 約60Nm 前後(予想)
トランスミッション 6速リターン
フレーム 新設計スチールフレーム
フロントサスペンション 倒立フォーク(調整機構付きの可能性が高い)
リアサスペンション リンク式モノショック(リモートプリロードアジャスター付きのテスト車も報じられている)
フロントブレーキ ダブルディスク+ABS
リアブレーキ シングルディスク+ABS
ホイールサイズ フロント 19 インチ / リア 17 インチ
シート高 約830〜850mm と予想(Himalayan450 よりやや低め)
車両重量 約210〜220kg(燃料満タン時の予想)
メーター 丸型フルカラーTFT、スマホ連携、ターンバイターンナビ
主な電子制御 ライドモード、トラクションコントロール、クルーズコントロール、切り替え可能な ABS など(搭載見込み)

Himalayan750 のライバル車は? 比較スペック表

・Himalayan750のライバルは、日本市場でいうとヤマハTénéré700、ホンダXL750Transalp、スズキV-Strom800DEあたりが中心かと思います。値段的にも。

り魅力的な立ち位置になりそうで、ツーリング寄りアドベンチャーを探しているライダーにとっては「輸入車なのに手が届くフラッグシップ」として、かなり刺さる1台になると思います。

Royal Enfield Himalayan 750 のライバル車と比較スペック表

・Himalayan750とミドルアドベンチャー系ライバル比較

モデル エンジン / 排気量 最高出力 / 最大トルク 装備重量 シート高 サスストローク(前 / 後) ホイールサイズ(前 / 後) 最低地上高 燃料タンク容量 日本での価格イメージ
Royal Enfield Himalayan 750(予想) 並列2気筒 約750cc 約55〜60PS / 約60Nm 約210〜220kg 830〜850mm 前後(予想) 前 200mm 前後 / 後 190mm 前後(予想) 19 / 17 約220mm 前後(予想) 約18〜20L クラス(予想) 約120〜130万円(予想)
Royal Enfield Himalayan 450 単気筒 452cc 水冷 DOHC 40PS / 40Nm 195kg 825 / 845mm(2 段階) 前 200mm / 後 200mm クラス 21 / 17 約230mm 17L 88.0〜89.9万円(日本仕様)
Yamaha Ténéré 700 ABS(2025 日本仕様) 並列2気筒 688cc(水冷 DOHC 4 バルブ) 73PS / 68Nm 208kg 875mm 前 210mm / 後 200mm 21 / 18 240mm 16L 145万2,000円
Honda XL750 Transalp(日本仕様ベース) 並列2気筒 755cc(水冷 OHC ユニカム) 約92PS / 75Nm 210kg 850mm 前 200mm / 後 190mm 21 / 18 210mm 16.9L 約132万円クラス
Suzuki V-Strom 800DE 並列2気筒 775cc(水冷 DOHC) 82PS / 76Nm 230kg 855mm 前 220mm / 後 220mm 21 / 17 220mm 20L 約132万円クラス

・ざっくり見ると、Ténéré700は「軽さとオフロード性能」、Transalpは「馬力性能とオン・オフ両立」、V-Strom800DEは「電子制御とロングツーリング性能」、Himalayan450 は「価格と足つき・気軽さ」でキャラがはっきり分かれています。

・スペックだけを見ると、パワー値では日本勢3台に届かないものの、シート高・重量・予想価格のバランスでかなり魅力的な立ち位置になりそうですね。

・ライバルに比べると、Himalayan750はパワーでは控えめな代わりに、シート高を下げて足つきと扱いやすさを重視したポジションになりそうですね。

・Himalayan450からステップアップしたいユーザーや、日本勢とは違った古き良きアドベンチャーに乗りたい人に向いてますね。

Himalayan750 の発売予定時期

・Himalayan750 は、EICMA2025でプロトタイプとして初公開されたばかりで、正式な発売時期はまだメーカーからアナウンスされていません。

・スパイショットはこの1年の間でけっこう撮られてましたよね。

・各メディア的には、インド本国と欧州市場において、2026年末〜2027年初頭ごろに市販モデルが登場するのではないか、という見方が強いです。

※コンティネンタルGT750が並行して開発されていること、新しい排ガス規制対応や電子制御の熟成に時間がかかっていることなどが理由として挙げられているようです(真偽不明)

・日本導入に関しては、Himalayan450のケースではインド発表からおおむね 1 年前後のタイムラグで日本仕様が案内されましたよね。

・これと同程度のサイクルを想定すると、インドや欧州で 2026年末〜2027年はじめに発売された場合、日本での正規導入は早くて2027年後半ぐらい?ごろでしょうか。

・もちろん、ロイヤルエンフィールドジャパンの戦略によって前後する可能性はあります。

Himalayan750 の日本価格予想

・現時点で公式な価格情報はありませんが、インドのバイク情報サイトでは Himalayan750 のインド国内エクスショールーム価格をおおよそ4.0〜4.5ラク(40〜45 万ルピー)程度と予想しているところが多いです。

・これはコンティネンタルGT750と同じ価格帯ですね。

・コンティネンタルの方でもやりましたが、日本での予想価格を考えるために、すでに発売されているモデルの「インド価格」と「日本価格」の関係を簡単に確認してみます。

・例えば、Himalayan450のインド価格は、メーカー公式サイトでおおむね3.05ラク前後という表示になっています。

・一方、日本仕様のNew Himalayanのメーカー希望小売価格は、スタンダードグレードで88万円、プレミアムグレードで89万9,800円に設定されています

・同様に、インターセプター650についても、インドのエクスショールーム価格は3.3ラク前後、日本のメーカー希望小売価格は約94 万7,100円からとなっており、こちらも為替換算後におおむね1.6〜1.7倍の価格差があります。

・これをHimalayan750の噂価格に当てはめてみますと、日本でのメーカー希望小売価格は⋯⋯

→おおよそ120 万前後に落ち着く計算になりますね。

・もちろん、実際の価格は為替レート、インドでの最終的な設定価格、日本仕様での装備差(電子制御やホイール仕様、純正パニアなどの有無)によって上下すると思います。

Himalayan750 の現時点でのまとめ ※2025年11月8日時点

・Himalayan750 は、Himalayan450 よりも一段上のクラスを狙った「ツーリング寄りアドベンチャー」のプロトタイプ

・新設計の750ccクラス並列2気筒エンジンとややオンロード寄りの 19/17インチホイールを組み合わせることで、高速道路を含む長距離ツーリングや、舗装路メインの旅を得意とするキャラクターになる可能性が高いです。

・出力は55〜60馬力程度と予想され、同クラスの日本車や欧州車と比べると控えめではあるものの、その分トルクを低中回転域に厚く持たせて、実用域での扱いやすさを重視していると考えられます。

・シート高も830〜850mm前後と噂されており、テネレ700 やトランザルプより足つきは良さそうです。

・電子制御や装備もかなり充実している一方で、価格はライバルより一段抑えめに設定される可能性が高く、コストパフォーマンス重視のアドベンチャーとして注目度は非常に高いです。

・とはいえ、まだプロトタイプの公開直後であり、正式なスペックや発売時期、日本導入の可否と時期、最終的な価格は一切確定していません。

・今後、インドや欧州で市販モデルが発表されるタイミングで、出力や重量、装備仕様、日本仕様の詳細などが順次明らかになっていくはずです。

・現状ではHimalayan450 の上位版として、750ccトルクツインのツアラー系アドベンチャーが来る」という方向性だけはかなり固まってきた、という段階だと整理しておくのが良さそうです。

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