【EICMA2025】新型 SV-7GX ミドルクロスオーバー/ツアラー【2026 SUZUKI】

2026 新型 SV-7GX とは? 概要

・SV650の645cc 90°Vツインをベースにした、オンロード寄りクロスオーバー

・アップライトポジション+ウインドプロテクション強化+リアキャリア標準

・電子制御は一気に最新世代(ライディングモード・トラコン・クイックシフター・TFTメーターなど)へ

引用元:https://www.globalsuzuki.com/motorcycle/smgs/products/2027sv-7gx/

・25 年以上の実績を誇る「645 cm³ 液冷 90°DOHC(Vツインエンジン)」は、スムーズで制御可能なパワーと幅広く直線的なトルク曲線を実現。

・つまりこれまでと大きくエンジンは変更なしってことですね。

2026 新型 SV-7GX とは? 基本スペック(簡易)

全長2,160mm / 全幅910mm / 全高1,295mm / ホイールベース1,445mm 

シート高795mm / 装備重量211kg / タンク容量17.4L

引用元:https://www.globalsuzuki.com/motorcycle/smgs/products/2027sv-7gx/

・エンジンは排気量変更なく「645cc」 Vツインで、海外メディアのスペックだと約72〜73PS / 約64Nmクラスとされています(公式未公表)

・SV650最終型とほぼ同等のパワーを保ちつつ、電子制御とツアラー装備を盛り盛りにした感じですね。

・電子制御まわりとしては、従来のSV650にはなかった「スズキ・インテリジェント・ライド・システム(S.I.R.S.)」系が一気に投入されています。

・ライディングモード:SDMS(A/B/Cの3モード想定)

・トラクションコントロール:3段+OFF

・電子スロットル(ライド・バイ・ワイヤ)

・双方向クイックシフター(UP/DOWN)

・ローRPMアシスト&イージースタート

・4.2インチTFTメーター+スマホ連携(ナビ・通知・各種ログ)まで装備。

2026 新型 SV-7GX 車体・足まわり

引用元:https://www.globalsuzuki.com/motorcycle/smgs/products/2027sv-7gx/

・フレーム:スチールトレリス(SV650系をベースに最適化)

・フロント:φ41mm正立フォーク(ストローク125mm)

・リア:リンク式モノショック(プリロード7段調整)

・ブレーキ:フロント290mmダブルディスク+4ピストンキャリパー、リアシングル+ABS

・ホイール:17インチ前後、10スポークキャスト

・タイヤ:Pirelli ANGEL GT I(F:120/70ZR17、R:160/60ZR17)

・シート高は795mm(SV650より10mmほどアップ)

フロント17インチ×リア17インチってことなので、「Vツイン版トレーサー7/ヴェルシス650」という感じです。

その他の装備について

引用元:https://www.globalsuzuki.com/motorcycle/smgs/products/2027sv-7gx/

・3段階調整スクリーン

・ナックルガード

・大型グラブバー一体のリアキャリア

・フルLED(プロジェクターヘッドライト+ポジション+ウインカー+テール)

・USB-C電源

・純正アクセサリーでパニア・トップケース・ハイシート・ツーリングスクリーンなど

・最初から「ツーリング装備全部入り」状態なので、SV650でよくやられていたスクリーン・ハンドルアップ・リアキャリア追加といったカスタムを、最初からメーカー純正でやってくれた感じですね。

Tracer 7 / Versys 650 / Tiger Sport 660 とのスペック比較表

※数値は主に欧州仕様の2024〜2026年モデルをベースにした参考値です(PS/Nmは公表値ベースで四捨五入)。

項目 新型 SV-7GX (2026) Yamaha Tracer 7 Kawasaki Versys 650 Triumph Tiger Sport 660
エンジン形式 645cc 水冷4ストローク 90°Vツイン DOHC 689cc 水冷4ストローク 並列2気筒 DOHC(CP2) 649cc 水冷4ストローク 並列2気筒 DOHC 660cc 水冷4ストローク 並列3気筒 DOHC
最高出力
(参考・欧州公表値)
約72〜73PS @ 8,500rpm クラス 約73PS @ 8,750rpm 約67PS @ 8,500rpm 81PS @ 10,250rpm
最大トルク
(参考・欧州公表値)
約64Nm @ 6,800rpm クラス 67Nm @ 6,500rpm 61Nm @ 7,000rpm 前後 64Nm @ 6,250rpm
車両重量(装備重量) 211kg 約197kg 約218kg 約206kg
全長 2,160mm 約2,140mm 2,165mm 2,071mm
全幅 910mm 約840mm 840mm 834mm
全高 1,295mm 約1,290〜1,330mm
(スクリーン位置で変化)
1,360mm 前後 1,398mm(ハイ)
ホイールベース 1,445mm 約1,460mm 1,415mm 1,418mm
シート高 795mm 約830〜835mm 845mm 835mm
燃料タンク容量 17.4L 17L 21L 17.2L
ホイール径(F/R) 17 / 17 インチ 17 / 17 インチ 17 / 17 インチ 17 / 17 インチ
タイヤサイズ(F/R) 120/70ZR17・160/60ZR17 120/70ZR17・180/55ZR17 120/70ZR17・160/60ZR17 120/70ZR17・180/55ZR17

・パワーはTiger 660が頭一つリード、他3台は70PS前後で横並びですね。

・一番軽いのはTracer 7(約197kg)、(SV-7GXは211kg)

・タンク容量はVersys 650が21Lで最長航続距離狙い(SV-7GXは17.4ℓ)

・シート高はSV-7GXがこの中だと一番低いですね(795mm)

「ツアラー的快適さ」と「足つきの良さ」のバランスで見ると、SV-7GXはかなり日本でも好まれる車体構成ですね。

「SV650最終型」との装備・スペック比較

項目 2026 SV-7GX SV650 最終型(2025)
エンジン 645cc 水冷 90°Vツイン DOHC
(電子スロットル)
645cc 水冷 90°Vツイン DOHC
(ワイヤスロットル)
同じVツインエンジンだが、SV-7GXはライド・バイ・ワイヤ化+電子制御対応
最高出力 / 最大トルク
(参考値)
約72〜73PS / 約64Nm クラス 約75PS / 約64Nm クラス 予測ではピークはほぼ同等か
車両重量(装備) 211kg 196kg +15kg。スクリーン、キャリア、電子制御、タンク増量などを考えると仕方なし
全長 / 全幅 / 全高 2,160mm / 910mm / 1,295mm 2,140mm / 760mm / 1,090mm 横幅+スクリーンでツアラー
ホイールベース / 地上高 1,445mm / 135mm 1,445mm / 135mm 数値上は同等。ハンドル位置や重心は違う
シート高 795mm 785mm +10mm。クッション厚増し+ストローク量確保とのことで、シート改善されているってことですね
燃料タンク容量 17.4L 14.5L +約2.9L よりツアラーへ
ホイール / タイヤサイズ 17インチ前後
120/70ZR17・160/60ZR17
17インチ前後
120/70ZR17・160/60ZR17
サイズは共通。SV-7GXは純正でANGEL GT IIのスポーツツーリング寄り
電子制御系 ライディングモード
トラコン(3段+OFF)
双方向クイックシフター
ABS など
ABSのみ(モード無し) 雨の日・長距離でかなりの進化
メーター / コネクティビティ 4.2インチフルカラーTFT
スマホ連携・ナビ表示対応
モノクロLCDメーター
(スマホ連携なし)
情報量・視認性ともにSV-7GXが完全に上位。
外装・装備 調整式スクリーン
ナックルガード
リアキャリア+大型グラブバー
フルLED灯火類
ネイキッドスタイル
スクリーン/キャリアは無し(社外or純正オプション)
ヘッドライトはハロゲン
SV-7GXは最初からロングツーリング装備フルパッケージ並み。
ポジション ハンドル高め・近めのアップライト
膝周りはタンク大型化でしっかりホールド系
やや前傾気味のネイキッドポジション
タンクは細身で“跨がりやすさ”重視
SV-7GXは長距離/高速向き、SV650は街乗り〜軽いワインディング向きか

いま分かっている事実 まとめ

・645cc Vツインはそのまま継承で、出力レンジもSV650最終型とほぼ同等クラス。

・車体寸法・ホイールベースもSV650とかなり近く、「SV650をツアラー仕様に仕立てた」ようなジオメトリとなっている。

・電子制御と装備は一気にライバル同等以上へ(モード・トラコン・クイックシフター・TFT・スマホ連携)

・タンク容量17.4Lで、Versysほどではないがツーリングレンジは大幅アップ!

とにかく軽くて元気なスポーツツアラーならTracer 7

航続距離とテッテ的なツアラー感ならVersys 650

ハイスピード域の余裕とプレミアム感ならTiger Sport 660

って感じでしょうかね? 実物を早くみたいです。

↓EICMA2025で発表されるまではこちら↓

【EICMA2025】SUZUKIの新型・新モデルなど【スズキ】

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