【復活のKawasaki】新型 2026 KLE500 / KLE500SE 発売へ! 激戦のミドルアドベンチャーを制すのは?【ライバル比較】

とうとう発表! 2026  KLE500/KLE500SE  本格ミドルクラスアドベンチャー

・とうとう発表されましたね。EICMA2025で展示されると思うので、実物の様子などはまた海外メディアがいろいろ写真を出されると思います。

・皆さんどうでしょうか。個人的には「グレー×グリーン」!かっこよすぎじゃないですか。

↓youtubeはこちら↓

 

↓公式HPはこちら↓

https://www.kawasaki.com/en-us/motorcycle/kle/adventure/kle500

引用元:https://www.kawasaki.com/en-us/motorcycle

・公式のジャンルでみると、しっかり「アドベンチャー」ですね。(上記の左下)

・キャッチコピーは「Life’s a Rally. Ride it.」

→人生はラリーだ! 乗りこなせ!(直訳)

荒れ道こそ、人生だ。(意訳しすぎ

2026 KLE500 の特徴 (発売予定時期含む)

・451cc並列2気筒

・A2ライセンス適合

・21/17インチスポーク

・ロングトラベル(前210mm/後200mm)

・選択式ABS

・ミドルクラスのアドベンチャーバイク

・EU向けは2026年3月発売予定(北米は発売開始?)

・価格は北米公式のみ表記あり(下記記載)

2026 KLE500/SE の外観

・2026 KLE500(無印)

・KLE500SE(3色)

↑パールストームグレー

↑パールブリザードホワイト

↑メタリックブルーイッシュグリーン

※地域によって変わります。

 

・SEは既に完成されている感がすごいありますね。スキッドプレートありなしフロントスクリーンの長さで、結構イメージ違いますね。アドベンチャーバイク感が一気にSEの方が増します。

2026 KLE500/SE のスペックや比較

・まずは2026 「KLE500」と「KLE500SE」との比較

項目 2026 KLE500 2026 KLE500 SE
エンジン 451cc 並列2気筒(DOHC 8バルブ)
馬力など 未公表
フレーム 高張力鋼製トレリスフレーム
前後ホイール 21インチ(F)/ 17インチ(R)スポーク
サスストローク F 211mm / R201 mm
前ブレーキ φ310 mm シングル
後ブレーキ φ240 mm シングル
ABS 標準(手元でキャンセル可能)
シート高 約860 mm(33.8 in)
最低地上高 約173 mm(6.8 in)
燃料タンク 約16 L(4.2 US gal)
メーター LCDメーター 5インチクラスのTFTメーター
スクリーン 標準 ラージスクリーン
ハンドガード 標準装備
スキッドプレート あり
ウインカー バルブ LED
その他装備 専用カラー

※地域による

想定用途 ベースグレード 装備強化の上位版
米国価格 $6,599 $7,499
車体サイズなど 未公表(シート高のみ上記)
車重 メーカー未公表

2026 KLE500/SE の値段・価格は? 生産国は?

国・地域 KLE500 価格 KLE500 SE 価格 備考
米国 $6,599 $7,499 メーカー希望小売価格
英国 未定 未定 2026年3月発売予定
カナダ 未定 未定 公式サイトにモデル掲載
EUサイト 未定 未定 国別に異なる見込み
日本 国内導入情報は未公表

・現時点(2025.10.25時点)ではUSAしか表記していないので、そこから換算します。

1) 生産国の見立て(現時点の公式表記の有無も含めて)

・今のところUSA公式に生産国の記述は見当たりません。

・同じ 451ccツイン(EX500系)プラットフォームの日本国内モデルでは「タイ王国(Kawasaki Motors Enterprise〈Thailand〉Co.,Ltd)で生産」となっています。

・よって、KLE500/SEもタイ製となる可能性が高いと思います。

2) 公式データとしては米国のみがメーカー希望小売価格の記載あり

KLE500 : $6,599(Kawasaki USA)

KLE500 SE : $7,499(Kawasaki USA )

3) 「米国⇔日本」の比較から計算

・同価格帯のカワサキ現行車で、米国HP表記の価格と日本のメーカー希望小売価格(消費税込)が両方公式でわかるモデルを3つ採用しました。

①ELIMINATOR :米国 $6,799(Kawasaki USA)⇔ 日本 858,000円(Kawasaki公式)

②Z650RS :米国 $8,899(Kawasaki USA)⇔ 日本 1,089,000円(Kawasaki公式)

③VERSYS 650:米国 $10,399(Kawasaki USA)⇔ 日本 1,166,000円(Kawasaki公式)

*日本においては全てタイ生産のバイクです。

4) 為替踏まえて計算

為替から…ELIMINATOR :858,000 ÷ 6,799 ≒ 126.20
Z650RS :1,089,000 ÷ 8,899 ≒ 122.37
VERSYS 650:1,166,000 ÷ 10,399 ≒ 112.13 →3車種の中央値 ≒ 122.37
日本価格(円・税込) ≒ 米国($) × 122.37
KLE500:6,599 × 122.37 ≒ 807,541円 → 約808,000円
KLE500 SE:7,499 × 122.37 ≒ 917,677円 → 約918,000円
・為替×日米価格の乖離でも計算  ELIMINATOR :858,000 ÷ (6,799 × 152.7) ≒ 0.826
Z650RS :1,089,000 ÷ (8,899 × 152.7) ≒ 0.801
VERSYS 650:1,166,000 ÷ (10,399 × 152.7) ≒ 0.734
平均 ≒ 0.787
・これらから日本価格(円・税込) ≒ 米国($) × 為替(152.7想定) × 0.787
KLE500:6,599 × 152.7 × 0.787 ≒ 793,000円
KLE500 SE:7,499 × 152.7 × 0.787 ≒ 902,000円

KLE500: 約79.3万〜80.8万円(税込)

KLE500 SE: 約90.2万〜91.8万円(税込)

・と、日本価格を予想しておきます(2025年10月25日時点)

・米国ではKLE500無印($6,599)は、エリミネーター400($6,799)より「$200安い」ので、エリミネーターの日本価格「858,000円」よりやや安い可能性が高いとすると、整合性とれてますね。

2026「KLX500」は日本で出るのか?  KLE400? (2025/10/25時点)

・「500cc→400cc、ただボアダウンするだけでしょ」、「日本で400免許用に売らないなんて日本軽視だ」みたいな極論を言う人がネットではたまにいますよね。

・実際に車体共通であっても500ccを400cc未満適合させて売るって言うのはそう簡単なものではありません。


① 商品企画・プラットフォーム決定

・500と400で共通化できる部分(車体・電装系・外装など)を検討し、エンジンのみの排気量を差し替えるといった方針について細かく計画していきます(ボアは共通、ストロークのみ変えるなど)

例:Ninja 500(451cc=70.0×58.6 mm)と、日本のNinja 400(398cc=70.0×51.8 mm)はストローク違い


② エンジニアリング(400cc化)

・排気量ダウンの方法選定として、ボア縮小・ストローク短縮・シリンダー入れ替え(ライナー厚変更)・クランク・コンロッド変更 など。

・そして、ECU(点火・燃調・スロットルマップ)調整、吸排気・触媒容量の見直し(出力・排ガス規制対応・騒音対応など)

・ドライブトレーン(ギア比・二次減速)、冷却、OBD要件対応の調整…あげ始めるときりがないですね。


③ 法規適合の計画や試験と量産販売のための「型式指定」

・日本は国連UNECE規則と整合(いわゆるEuro規制に合わせるように動いています)

・排出ガスはWMTCで試験、騒音はUN R41、ブレーキはUN R78(ABS/CBS)等に合致させるなどですね。

・灯火・視認性・速度計・反射器など各UN規則の適合確認。

・排出ガス試験(WMTC):タイプⅠ(走行)、タイプⅡ(アイドリングCO/HC等)、蒸発ガス、耐久距離(例:クラス3は35,000 km)の耐久係数評価……

・500ccクラスから下げることで、このあたりの試験をどこまで行う必要があるのかは詳細はわかりませんが、このあたりは国土交通省のHPにのっています。


・これくらいの流れで販売まで確定させていくまでに、おそらく数千万から数億レベルでかかってくると思われます。

・エリミネーターやninja400を見ていると、車体共通化+既存400系部品の流用が効けば、総コストは抑えられますよね。

・ほかにも、エリミネーター/Ninja/Zの400系で共通パーツがあれば、日本向け400化の追加費用はより下がります。

・「KLE500」の売れ行き的に日本はどうなることやら。KLE400で来るか、500のままくるか。

・ミドルアドベンチャー自体は流行ってますが、普通二輪免許に縛られている人は昨今多くはなくなってきていると思いますし、普通二輪免許のみ(つまり、ある程度若い世代の方達)は、こういった「オフロード系の形」嫌いな人が多いですよね。

・私も若いころは苦手でした。バッタみたいとかよく思ってました。今はめちゃカッコいいと思う派です。

・普通2輪免許用のオフアドベンチャーがよければ、スズキのDR-Z4S(タンク容量は少ないですが)、安定性重視ならホンダのNX400

・250ccクラスには……VersysX 250(F19)、Vストローム250(F19)、CRF250ラリー(F21)、KLX230シェルパなんかもいますし。

・Kawasaki党の人はもちろん欲しいでしょうから、入ってきてくれると嬉しいですね!

・むしろKLX500のままの方が車重(未公表)軽そうですし楽しそう。

2026 KLE500 と Kawasakiの他のアドベンチャー系と比較

・ミドル~ミドルハイクラスの比較

モデル 排気量/気筒 前/後ホイール(直径) F/R ストローク シート高 燃料 車重 主な性格
KLE500 451cc 並列2 21 / 17 in 約211 / 約201 mm 860 mm 16 ℓ 軽量寄りミドルADV(公式映像的には未舗装志向強い)
KLR650 652cc 単気筒 21 / 17 in 約170 / 約178 mm(Sも同値) 872 mm(Sは815 mm) 23 ℓ 約208–221 kg(仕様差あり) 大容量タンクの旅するデュアルパーパス
Versys 650 649cc 並列2 17 / 17 in 約150 / 約145 mm 845 mm 21 ℓ 約219 kg オン寄りスポーツツアラー
Versys-X 300(≒日本250) 296cc 並列2 19 / 17 in 約130 / 約147 mm 815 mm 17 ℓ 約175 kg ライトADV入門用

2026 KLE500 と 他メーカーのアドベンチャー系と比較

↓一般的なミドルクラスアドベンチャーと比較

モデル 排気量/気筒 前/後ホイール F/R ストローク シート高 燃料 車重 メモ
KLE500 451cc 並列2 21 / 17 約211 / 約201 mm 約860 mm 約16 ℓ 未公表 新開発ADV
国内より海外モデルとばちばちいきそう
Honda XL750 Transalp 755cc 並列2 21 / 18 約201 / 約191 mm 855 mm 16.7 ℓ 約210 kg(US 463 lb) 多段ライディングモード/IMU無
Yamaha Ténéré 700 689cc 並列2 21 / 18 約201 / 約201 mm 875 mm 16 ℓ 約205 kg(EU基準付近) オフ志向の定番
Suzuki V-Strom 650 645cc V2 19 / 17 — / — 835 mm 20 ℓ 213 kg オン7:オフ3の万能タイプ
↓250~500ccくらいのミドル(low)クラスと比較

モデル 排気量/気筒 前/後ホイール シート高 燃料 車重 ポイント
KLE500 451cc 並列2 21 / 17 約860 mm 約16 ℓ 未公表 長ストローク:オフロードOK
排気量的に高速巡航もいけそう
Honda CRF300L Rally 286cc 単 21 / 18 約895 mm 約12.8 ℓ 約153 kg(US) 林道〜ラリー寄り装備
Honda NX400 471cc 並列2 19 / 17 TBC 約17 ℓ 196 kg 前19インチロード寄り
Suzuki V-Strom 250SX 249cc 単 19 / 17 約835 mm 12 ℓ 約167 kg 軽量ツーリング入門
Suzuki DR-Z4S 398cc 単 21 / 18 920 mm 8.7 ℓ 151 kg 復活の400、FI化
KTM 390 ADVENTURE 373cc 単 21 / 17 870 mm 14 ℓ 176 kg 21/17仕様

 

2026 新型 KLE500 / KLE500SE の車体構成は?

・新設計の高張力鋼製トレリスフレーム(専用)

引用元:https://www.kawasaki.com/en-us/motorcycle/kle/adventure/kle500

・カワサキ公式によると、「日常〜林道」の幅広い状況での楽しさ、剛性バランス最適化を狙ったと説明

・いわゆる「競技ラリーベースのダート専用骨格」ではなく、あくまで多目的なオンロードからオフロードまでといったデュアルパーパス系ってことです。

・21/17インチ(スポーク)+ロングトラベル(前210mm/後200mm)

引用元:https://www.kawasaki.com/en-us/motorcycle/kle/adventure/kle500

・最低地上高はテネレ700とかの本格アドベンチャーよりは控えめ(当たり前ですが)

KLE500とのその他アドベンチャー系とのジオメトリ比較

・Ténéré 700 や Africa Twin は「オフ・アドベンチャー専用志向」の骨格設計で知られ、21/18&長いトレールが象徴ですよね。

・今回の2026年型のKLE500 は、車体としては「高張力鋼トレリスフレーム」+21/17・長ストロークで未舗装適性は高いですが、電子装備を控えめにしつつ重量や価格を抑えた「軽快なミドルADV」という設計思想ですね。

・ミドルロー(450~500クラス)ということもあって、極端さより、林道〜ツーリングの広い帯域で扱いやすさを狙ったキャラ、コスパとなっていると思われます。

・ミドル~ミドルハイの21インチアドベンチャーバイクも出たら嬉しいですね。

モデル キャスター角 トレール (mm) ホイールベース (mm) 備考
KLE500 / KLE500 SE 21/17インチ・長ストローク。ジオメトリは未公表。
Yamaha Ténéré 700 27.0° 104 1595 21/18、長WBで直進安定強め。
Honda XL750 Transalp 27.0° 112 1562 21/18、T7よりやや長いトレールで安定寄り・WBは短め。
Suzuki V-Strom 650 25.7° 107 1560 19/17、最も立ち気味のrakeでオン寄りの初期舵。
Kawasaki Versys 650 25.0° 109 1415 17/17、短めWB+立ちrakeでクイック&舗装志向。

《キャスター角・トレールなどの数値からわかること》

項目 設定方向 主な挙動の変化 体感の言葉 代表例(傾向) 副作用・注意
キャスター角 寝かせる(角度↑) 直進安定性↑/セルフセンタリング↑/初期ターンインは穏やか 「まっすぐは楽、曲がり始めはのんびり」 クルーザー、ロングWBのADV 低速の小回りや切り返しが重くなりがち
キャスター角 立てる(角度↓) 初期応答↑/切り返し軽快/直進安定性は低下傾向 「クイッと向きが変わる」 スーパースポーツ 高速や荒れ路で神経質になりやすい
トレール 伸ばす(長く) セルフセンタリング↑/手放し安定↑/荒れ路で落ち着く 「勝手に真ん中へ戻る、でもハンドル重め」 アドベンチャー、クルーザー ターンインが穏やかになりクイックさ低下
トレール 短くする(短く) 初期舵が軽い/旋回への入りが速い 「クルッと軽い切れ味」 スーパースポーツ、サーキット寄り フラつき・ウォブルのリスクが増えやすい
オフセット 増やす(前方オフセット↑) トレール短縮 → 反応は軽快・クイック寄り 「切り始めが軽くなる」 クイック寄りのセットアップ 直進・ブレーキング時の落ち着きが下がりやすい
オフセット 減らす(前方オフセット↓) トレール延長 → 直進性・安定性寄り 「まっすぐがラク、どっしり」 安定重視のセットアップ ハンドルが重くなり小回りが鈍くなる

・Yamaha Ténéré 700

・ホイールベース最長で。キャスター角大きめ(27°)。直進・高速域の安定が強い一方、トレールが他より短め(104mm)なので切り返しは思ったより鈍くないかと思います。

・荒れ路ではまっすぐ走る安定志向が強い感じ。

・Honda XL750 Transalp

・同じキャスター角27°でも、トレールがテネレより長いので、直進~中高速の安定がより一段強めな印象。

・ホイールベースはTENERE700よりやや短い(1562mm)ため、取り回しは少し軽く、オン・オフどちらにも振りやすい設計(数値上では)

・Suzuki V-Strom 650

・立ち気味のキャスター角(25.7°)で初期舵が軽い=オンロード寄りの操舵性。

・タイヤサイズ19/17で、舗装路のコーナーで素直にヒラヒラ動かしやすい一方、段差越えや深い轍では21/18勢ほどのオフ性能はそもそも狙っていなませんよね。割り切った感じ。オフ行きたいスズ菌様にはしっかりVストローム800DEという選択肢がありますしね。

・Versys 650

・キャスター角25.0°、トレール109 mm、ホイールベースは1415 mm(この中でも一番短い)。

・前後タイヤ17/17インチの組み合わせで、初期舵が軽く、切り返しは最も軽快なタイプ。

・高速の直進安定を最重視する設計ではなく、舗装路のワインディング/通勤~ツーリング重視の乗り味ですね。

「KLE」というアドベンチャーの系譜

・まず「KLE」という名前がどこから来たのか、原点を押さえておきます。

・KLEは1991年に欧州中心で登場した中排気量デュアルスポーツ「KLE500」に端を発し、2007年まで続いた結構歴史の長いネームです。

・当時の「KLE」シリーズと言えば、「舗装だろうと未舗装だろうと、気楽に入っていける」といった、まさに「行けるところはどこでも」というバイクでしたね。

・最近は言わなくなりましたが、当時は「デュアルパーパス」とか「アルプスローダー」とか言ってましたよね。

・車名はその後、よりオンロード寄りの「Versys 650(型式記号でKLE650と表記されることがありますが)」に受け継がれます。

・歴史としては、1991–2003年の前期、Euro2対応を含む2005–2007年の後期、という2期で活躍していたバイクです

(国内では排気量を落としたKLE400も存在していました)

・当時の「KLE500(旧)」は、EX/GPZ系ベースの「並列2気筒498cc」をスチールフレームに載せていました。

・前21インチ/後17インチは今回のティザーの新型KLEと同様ですね。

・モデル末期には欧州排ガス対応のため外装や細部を改め、結果的に2007年で終了、そしてその後はVersys 650が舗装メインのいわゆる「クロスオーバー」とか「アドベンチャーツアラー」といったモデルとなりました。

 

・ちなみに昔のカタログでは⋯

画像引用元:https://bike-lineage.org/kawasaki/ninja400-650/kle400.html

・当時のカタログをみると、何の鳥?とにかく昔のカタログはメーカー問わず面白いものが多いですね。

(おまけ)現行のVersys 650はどんなバイクなのか?

・本題前に、ここで一度、現在の「Versys 650(2025年型)」を確認しておこうと思います。

画像引用元:https://www.kawasaki.eu/en/Motorcycles/Adventure_Tourer/Versys_650_2026.html

・ご存じの通り「Versys650」は、オンロード寄りのアドベンチャーツアラー(ほぼアドベンチャー要素なし)で、前後17インのキャストホイール、ロングトラベルのサスペンションという、長距離の安心感と舗装路の軽快さを主眼にした設計となっています。

・2022年の大幅アップデートで4.3インチTFT(スマホ連携)とKTRC(2モードTC)と一気に現代化が進みました。

・新型2026年「KLE500se」、現行「Versys650(2025)」と昔の「KLE500(2005)」の比較表↓↓

項目 Versys 650(2025年型, EUサイトより) KLE500(2005年型) KLE500 SE(2026年型)
エンジン形式 水冷4ストDOHC並列2気筒(8バルブ) 水冷4ストDOHC並列2気筒(8バルブ) 水冷4ストDOHC並列2気筒(8バルブ)
総排気量 649 cm³ 498 cm³ 451 cm³
最高出力 49 kW(約67 PS)/ 8,500 rpm 35 kW(約48 PS)/ 8,000–8,500 rpm TBA
最大トルク 61 N·m / 7,000 rpm 約41 N·m / 7,500 rpm TBA
変速機 6速 6速 6速
フレーム 高張力鋼ダイヤモンド 鋼管ダブルクレードル 高張力鋼トレリスフレーム
フロントサス 41mm倒立(右:伸側/左:プリロード調整) 41mm正立テレスコ(ストローク約220 mm) 43mm倒立(トラベル約211 mm)
リヤサス オフセットレイダウン(リモート式プリロード) ボトムリンクUni-Trak(プリロード調整) New Uni-Trak(トラベル約201 mm)
ブレーキ(前) 300 mm セミフローティングダブルディスク+2ピストン 300 mm シングルディスク+2ピストン 300 mm シングルディスク+2ピストン
ブレーキ(後) 250 mm シングルディスク 230 mm シングルディスク 240 mm シングルディスク
ホイール 前17(キャスト)/後17(キャスト) 前21(スポーク)/後17(スポーク) 前21(スポーク)/後17(スポーク)
タイヤサイズ 前120/70 ZR17(58W)/後160/60 ZR17(69W) 前90/90-21/後130/80-17
全長 2,165 mm 2,215 mm
全幅 840 mm 880 mm
全高 1,360 mm(スクリーン上げ時 1,420 mm) 1,270 mm
ホイールベース 1,415 mm 1,510 mm
シート高 845 mm 850 mm 約860 mm
最低地上高 170 mm 180 mm 約173 mm
燃料タンク容量 21 ℓ 15 ℓ 約16 ℓ
車両重量 219 kg(装備重量) 181 kg(乾燥)※満油時おおむね200 kg前後
電子装備 KTRC(2モード)、ABS、4.3インチTFT+スマホ接続等 —(当時装備なし) ABS(手元でON/OFF可)、4.3インチTFT+スマホ連携、LEDターンシグナル

・こうやって数値でみてみると、当時のKLE500(2005年)でかいですね。

——「続き」は発表までの流れになります——

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