【Fantic motor】ファンティック ステレス500(Stealth 500)ミドルシングルスポーツ 【イタリア】

FANTICってどんなメーカー?

FANTIC(ファンティック)はイタリアのブランドで、近年はオフ系・ストリート系のラインアップを拡充しながら存在感を上げています。

ポイントは、エンジン生産で知られるMotori Minarelli(ミナレリ)との関係です。

現在のFANTICはMinarelliをグループに抱える体制にあり、Stealth 500の「463cc単気筒DOHC」もMinarelli製となっています。(昔の500系は外部のエンジン)

実際、Fantic公式のモデル説明でも、Minarelliが開発・生産するエンジンであることが明確に書かれています。

イタリア生産っていうところが売りの1つですね。

「Fantic」×「Motori Minarelli」×「ヤマハ」の関係

先ほどの話でも出しましたが、ミナレリを持っているため、現在のFanticは、パワートレイン(エンジン)を「自前で育てられる・開発できる立場」にあります。

一方で、ミナレリはもともとYamaha Motor Europe(ヤマハの欧州販売会社)傘下でしたが、2021年にFanticが100%取得し、ヤマハとFanticの戦略提携を強める流れの中に位置づけられています。

こういった関係もあって、ヤマハの700cc二気筒エンジン(MT-07のもの)を、Fanticのキャバレロの700シリーズで採用しているのは有名な話ですよね。

  • Motori Minarelliとは?
    イタリア・ボローニャ系のエンジンメーカーで、50〜400ccクラスの二輪用エンジンを年間8万基規模で生産し、ヤマハの欧州生産拠点だけでなく、欧州域内の他メーカーにも供給してきた「エンジン屋」です。Fanticとの協業は1970年から続いています。
  • ヤマハ傘下→Fanticへ(2020→2021)
    2020年10月に、Yamaha Motor Europeが保有していたMotori Minarelliの全株式をFanticへ譲渡する方針(協議開始・手続きは年内完了予定)が公表されました。
    その後、Yamaha Motor Europe NVの年次報告書(Annual Report 2020)では、株式譲渡のクロージング日が2021年1月18日に設定され、2021年1月に計画どおり完了

Fantic「Stealth 500」 最適化された軽量シングルスポーツ

Stealth 500は、463ccの水冷単気筒DOHCに6速を組み合わせ、乾燥147kgという軽さを軸に「扱いやすさ」と「スポーティさ」を両立させた設計です。

さらに、ライドバイワイヤやトラクションコントロール、コーナリングABS、3つのライディングモードなど、日常域で効く電子制御が揃っています。

スペックの派手さより、軽量なビッグ(ミドル)シングルスポーツというところが最大の売りでしょうか。

この排気量帯は、2気筒や4気筒がほとんどですが、シングルで出してくれるところがうれしいポイントですね。

  • 軽量設計:乾燥147kg(公式表記)*推定車両重量:155~156kg
  • 電子制御が手厚い:コーナリングABS/トラクションコントロール/3モード
  • スポーツ寄りの足:前後17インチ+倒立フォーク+ラジアルマウントキャリパー

上から見ても横からみても、かなりコンパクトな車体です。

エンジン

  • エンジン:水冷 4ストローク 単気筒 DOHC 4バルブ(Minarelli)
  • 排気量:463cc
  • 最高出力:33.7kW(約46hp)/ 8,500rpm
  • 最大トルク:43Nm / 7,500rpm
  • 変速機:6速

クラッチはアンチホッピング(スリッパー)対応、スロットルは46mm径のライドバイワイヤ採用

車体・ポジション

  • シート高:810mm
  • ホイールベース:1,368mm
  • 前後ホイール:17in / 17in
  • タイヤ:フロント110/70×17、リア150/60×17

前後17インチ+150/60のリアは、切り返しとスポーツ感の出しやすい定番構成ですね。

サスペンション

  • フロント:41mm 倒立フォーク
  • リア:モノショック(プリロード調整)

ブレーキ

  • フロント:320mm シングルディスク+4ピストン ByBre ラジアルキャリパー
  • リア:230mm ディスク
  • ABS:コーナリングABS(公式記載)

電子制御・メーター

  • ライディングモード:Sport / Road / Rain
  • トラクションコントロール:搭載(公式記載)
  • スロットル:Ride by Wire(46mm)
  • メーター:5インチTFT(Bluetooth対応)

重量とタンク

  • 乾燥重量(公式):147kg
  • 燃料タンク:12ℓ

ユーザー指定ルール(タンク90%充填・ガソリン密度0.75kg/ℓ)で推計すると、燃料重量は約8.1kgです。

したがって、燃料約9割時の推計「車両重量(燃料等込み)」は約155kg(147+12×0.9×0.75)といったところでしょうか。かなりの軽さですね

Fantic ステルス500 のスペックまとめ

項目 Fantic Stealth 500(現行)
エンジン形式 単気筒 / 4スト / 水冷 / DOHC 4バルブ(Euro 5+)
排気量 463 cc
変速機 6速
最高出力 / 最大トルク 最高出力:33.7kW(約46hp)/ 8,500rpm
最大トルク:43Nm / 7,500rpm
ライディングモード / 電子制御 4モード(Street/Rain/Track/Custom)・TC・コーナリングABS等
タイヤ(前 / 後) 110/70×17 / 150/60×17(Pirelli Diablo Rosso IV)
全長 1,967 mm
全幅 推定:(公式ページ未掲載)
全高 推定:(公式ページ未掲載)
ホイールベース 1,368 mm
シート高 810 mm
燃料タンク容量 12 L
車両重量(メーカー公称) 147 kg(dry)
比較用:燃料90%のみ加算の簡易推計ウェット重量 約155 kg(147 + 12L×0.9×0.75)
推奨燃料(一次資料に明記がある場合) 無鉛ガソリン(推奨オクタン価:ー) 日本ではハイオク?

おまけ:Stealth 125

同じStealth系としてStealth 125も公式ラインアップにあります。

Stealth 125は「125cc水冷・6速」を軸に、足つきや取り回し重視のストリートとして成立させた位置づけです。

リアカウルに「125」と書いてますね。これがないとぱっとみ写真だとわかりづらいですよね。

スペック比較:Fantic「Stealth 500」 vs KTM「390 Duke」 vs Triumph「Speed 400」

車両重量は「燃料込み」で統一。Stealth 500は乾燥重量しかないため、燃料=タンク容量の90%×0.75kg/Lで推計しています。

項目 Fantic Stealth 500(現行) KTM 390 Duke(現行) Triumph Speed 400(現行)
サイズ(全長×全幅×全高) 1,967×ー×ー mm

(全長のみ公式)

2,145×760×830 mm 2,056×795×1,075 mm
ホイールベース 1,368 mm 1,357 mm 1,377 mm
シート高 810 mm 820 mm(公式)/800 mm

(800mm表記のサイトあり)

790 mm(公式)/803 mm
前ホイールサイズ 17 in 17 in 17 in
後ホイールサイズ 17 in 17 in 17 in
前タイヤサイズ 110/70-17 110/70-17 110/70 R17
後タイヤサイズ 150/60-17 150/60-17 150/60 R17
エンジン形式 水冷 4スト 単気筒 DOHC 水冷 単気筒 DOHC 4バルブ 水冷 単気筒 DOHC 4バルブ
排気量 463 cc 399 cc 398.15 cc
最高出力 33.7 kW 約33 kW 29.4 kW
最大トルク 43 Nm 39 Nm 37.5 Nm
トランスミッション 6速 6速 6速
タンク容量 12 ℓ 15 ℓ 13 ℓ
車両重量(燃料込みで統一) 推計 155 kg(乾燥147kg+燃料約8.1kg) 165 kg 170 kg
燃料(レギュラー/ハイオク目安) 無鉛ガソリン(推奨オクタン価:ー) ハイオク相当 レギュラー相当

時期は?

日本ではモータリストさん(https://showroom.motorists.jp/)が正規で取り扱っています。

500(ステルス125は導入済み)は入ってくる予定にはなっていますが、日本に正式に導入されるのは2026年3月以降~くらいになりそうです。

日本価格は? (2026年1月24日時点)

各国の「125」と「500」の値段を集計(2026年1月24日現在)

  • 日本 Stealth 125:96万円(税込)

  • 海外 Stealth 125

    • エストニア:4,909€

    • イタリア:4,990€

    • スペイン:5,490€

  • 海外 Stealth 500:6,490€ (為替:1€=185.501円 …2026年1月24日時点)


  • Stealth 500(欧州)の価格から、
    6,490€ × 185.501円 ≒ 1,203,904円

係数=(日本125円価格)÷(海外125円換算)

  • エストニア基準:
    4,909€ × 185.501円 ≒ 910,?円 → 960,000 ÷ 910,? ≒ 1.054

  • イタリア基準:
    4,990€ × 185.501円 ≒ 925,?円 → 960,000 ÷ 925,? ≒ 1.037

  • スペイン基準:
    5,490€ × 185.501円 ≒ 1,018,?円 → 960,000 ÷ 1,018,? ≒ 0.943

⇒ 係数レンジ:0.943 ~ 1.054

係数をStealth 500に掛ける

  • 下振れ(0.943):1,203,904 × 0.943 ≒ 1,134,900円(約113万円)

  • 中央(イタリア基準 1.037):1,203,904 × 1.037 ≒ 1,248,600円(約125万円)

  • 上振れ(1.054):1,203,904 × 1.054 ≒ 1,269,200円(約127万円)

・Stealth 500の日本価格予測帯:おおむね 113万円~127万円(税込)

➡日本の車両価格(税込):約125万円程度くらい?

・125のgoobikeの乗り出し価格から、

➡日本における「ステルス500」の乗り出し予測:130〜145万円? (2026年1月時点)

こうやってみてみると、ミドルシングルスポーツが140万はちょっと高すぎかなと思います。

さすがに調整してくれそうですが。

ただ、イタリアの血筋と実績がしっかりあるイタリアンバイク。生産もイタリア、唯一無二の存在。かっこいいデザイン。コンパクトかつ軽い車体。

外で作っている企業が多い中、しっかりイタリアの伝統を続けているブランド。

いいところが多いので、高くても一部の層には人気が出そう。

Fanticを純粋に好きなオフローダーとかは、ツーリングやスポーツ、普段使いだとロードではこのバイクはいいでしょうね。

個人的には欲しいですけどねぇ・・・値段が・・・ってなる私みたいな方は多そうですね。

おまけ:乗り出し140万円で狙える候補

  1. ヤマハ MT-09 ABS(2025年モデル):支払総額 132万円(新車)
  2. ヤマハ XSR900(2025年モデル):支払総額 140万円(新車・注文販売)
  3. スズキ GSX-8S(2025年モデル):支払総額 98.7万円(新車・注文販売)
  4. ホンダ CB750 HORNET(2025年NEWモデル):支払総額 109.52万円(新車)
  5. カワサキ Z650RS(2026年モデル):支払総額 115.6万円(新車)
  6. トライアンフ TRIDENT 660(2026年モデル):支払総額 119万円(新車・在庫あり)
  7. スズキ GSX-S1000(2025年モデル):支払総額 140.5万円(新車)

けっこうなバイクたちが候補に入ってきますね。

シングルスポーツ大好きな人にはお勧めのバイクになりそうですね。

参考・出典など

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