BSA:英国最大級の歴史あるブランド → 休眠 → 近年復活へ
BSAは「Birmingham Small Arms Company(バーミンガム小火器会社)」にルーツを持つ英国ブランドで、起点は1861年までさかのぼります。
もともとは小火器メーカーとして始まり、のちに自転車・オートバイでも存在感を伸ばし、特に1950年代には『世界最大級のオートバイメーカー』として知られました。
しかし、1970年代の産業構造の変化や競争環境の激化などもあり、BSAの歴史は一度、幕を閉じます。
最近復活した神聖「BSA」は、当時のBSAがそのまま続いているというより、資本形態が変わり、『ブランドが再起動した』という状態です。
結局、今はどこが持ってる「ブランド」?
現在のBSAは、Classic Legends Pvt Ltd(クラシック・レジェンズ)が再興を主導しているブランドです。
BSA公式の説明でも、Classic LegendsがBSAを所有し、2016年にブランドが再始動した流れが公式サイト(https://www.lukasdistribution.co.uk)でも説明されています。
Classic Legendsは、グローバル自動車グループ「Mahindra Group(マヒンドラ)」の傘下(または関連)として語られることが多く、要するに「英国の伝統ブランドを、Mahindra系の会社が現代の製品として再構成している」ということになります。
最近のバイクブランドっていけいけのインドメーカーがブランドを買収することが多くなりましたよね。
BSA:マヒンドラ、Norton:TVSモーター、トライアンフ:Bajaiと戦略提携などありますよね、下に表でまとめました。
| 英国側(ブランド) | インド側 | 関係 | 時期 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| Norton | TVS Motor | 買収 | 2020年4月17日 | TVSがNortonの買収完了を公式発表。英国拠点で再建投資・新体制で商品計画 |
| BSA | Mahindraグループ(Classic Legends) | 買収 | 2016年10月25日 | Mahindra側リリースで「Classic Legendsが英国BSAを取得」と明記。BSA側の公式系サイトでも「2016年10月に買収」と説明。 |
| Triumph | Bajaj Auto | 戦略提携 | 2020年に提携発表 → 2023年4月10日 追加移管 | Bajaj公式が「2020年発表の戦略提携」および「Triumphのインド販売・マーケ移管完了」と明記。 |
| Royal Enfield(英国発祥ブランド) | Eicher Motors
(現:インド資本) |
ブランドの英国ルーツをインド企業がグローバル展開へ | 公式年表:1901年(英国で初号機) | Royal Enfield自身が「1901年に英国で最初の車両」とする年表を公開。 |
BSAの導入モデル:Bantam350とは? カラーリングから見てみよう
Bantam 350は、BSAのラインアップの中で「初めてのBSAとして選びやすい」ポジションを狙ったモデルです。
英国での価格はRRP 3,499ポンド~(日本円換算:約75万円)とされ、欧州のA2ライセンスにも適合。
極端に尖ったスペックではなく、日常使いや初心者に寄せた設計がテーマのようです。


ヘッドライト周りもかっこいいですね。

リアはこんな感じ。刺繍と丸形ライト。
2026年時点 Bantam 350 カラーリング

引用元:https://www.lukasdistribution.co.uk/collections/bantam
個人的には、一番下の「黒赤」が好きです。みなさんはどうでしょうか。
エンジン:334cc DOHC水冷単×6速ミッション
Bantam 350の核は、334ccの 「水冷単気筒DOHC」と「6速ミッション」です。
最高出力は約29hpで、トライアンフのSpeed400(約40PS級)ほどのパワーはありませんが、そのぶん街中〜郊外の流れでて扱いやすい方向にふっています。
また、6速ミッションが用意されているのは意外とよさそうですね。
このクラスは5速も多いので、巡航回転数を落としやすい=疲れにくい、という意味では良いかもしれません。

*ちなみに、このクラスのライバルは、5速ミッションはホンダの「GB350系」、ロイヤルエンフィールドの「350系」ですね。トライアンフの400シリーズは6速です。
サイズ感と足つきは? 未公開情報多し…
Bantam 350のシート高は800mmで、GB350(800mm)、ホイールベース1,440mmと同水準です。
ただ、Bantamのフロントタイヤは18インチ、リアは17インチなので、F19/R18インチのGB350の方が前後ともに大きいです。
全長×全幅×全高といったサイズ感は、メーカー側の公開情報で見当たらず。
外装のボリューム感や取り回しの実寸比較は、今後の国内仕様(もし日本導入が本格化するならその仕様)発表待ちですね。
以下の表には一応公式ではないサイトより、サイズの推定値を載せておきます。
スペック比較:Bantam 350 vs Speed 400 vs GB350(主要諸元)
| 項目 | BSA Bantam 350 | Triumph Speed 400 | Honda GB350 |
|---|---|---|---|
| 全長×全幅×全高(mm) | 2,153 ×812 ×1,115(未公表のため、推定値) | 2,056 × 814 × 1,084 | 2,180 × 790 × 1,105 |
| ホイールベース(mm) | 1,440 | 1,377 | 1,440 |
| シート高(mm) | 800 | 790 | 800 |
| 車両重量(ガソリン等込み・kg) | 185 | 170 | 180 |
| タンク容量(ℓ) | 13 | 13 | 15 |
| エンジン形式 | 水冷 4スト 単気筒 DOHC | 水冷 4スト 単気筒 DOHC(4バルブ) | 空冷 4スト 単気筒 OHC |
| 排気量(cc) | 334 | 398 | 348 |
| 最高出力 | 29 hp(7,750 rpm) | 40 PS(8,000 rpm) | 20 PS(5,500 rpm) |
| 最大トルク | 29 Nm(6,000 rpm) | 37.5 Nm(6,500 rpm) | 29 Nm(3,000 rpm) |
| トランスミッション | 6速 | 6速 | 5速 |
| 前ホイールサイズ(in) | 18 | 17 | 19 |
| 後ホイールサイズ(in) | 17 | 17 | 18 |
| 前タイヤサイズ | 100/90-18 | 110/70 R17 | 100/90-19 |
| 後タイヤサイズ | 150/70 ZR17 | 150/60 R17 | 130/70-18 |
| 指定燃料(日本の感覚で:レギュラー/ハイオク) | 未公表(メーカー公式) | 無鉛(最低91 RON)=レギュラー相当 | 無鉛レギュラーガソリン |
サイズ比較(トラッカー400、バンタム350、GB350、ハンター350)

日本導入決定:Bantam 350は日本で買える? (2026年1月21日時点)
結論から言うと、輸入元の発表より、すでにGooBikeでも購入できるようになっています。
GooBikeの価格は、車両価格698,500円
乗り出し価格で、872,000円〜930,000円となっています。
やはり輸入車、アプリリアとかもそうなんですが、車両価格からのギャップデカすぎじゃない…?
仕方ないで済ませられるレベルじゃなくなってきてるよね。車両価格のプラス約20万円って。
最初から高くすると、ニュース記事でのインパクトがなくなっちゃうから、こんなことになってるんだろうか。
ガス検だ輸送費だ、なんだかんだあるとかはわかるんだけどね。。。
- BSA公式のニュースでは、BSAブランドはすでに、UK・EU・ニュージーランド・フィリピン・インド・日本」へ再導入している旨が発表。
- 日本のBSA公式サイトにもBantam 350の専用ページができている。
世界で買えるBSAと日本で買えるBSA(一覧)
以下は、各国の正規導入・販売状況により変動します。正確に知りたい場合は、各国のBSA公式・正規ディーラーでご確認をお願いします。
<世界で買える(または正規導入が明言されている)BSA>
- Gold Star 650

- Bantam 350

- Scrambler 650(市場により導入タイミング差あり)

- FireBolt 650(市場により導入タイミング差あり)

<日本で買える(または買える可能性が高い)BSA>
- Gold Star 650(国内での取り扱い実績が確認しやすい)
- Bantam 350(日本公式サイトにページあり。ただし発売日・価格は未公表のため要確認)
- Scrambler 650(今後の国内アナウンス待ち)
参考・出典リスト
- BSA公式(History / Company News / Bantam 350)
- Triumph公式(Speed 400 Media Kit / Owner’s Handbook)
- Honda公式(GB350 Owner’s Manual / 主要諸元)
