【250ccフルカウル】カッコいいデザイン5選【イタリア】

第3位:VOGE 「250RR」

・VOGEの250RRは、2021年9月に世界にお披露目されました。中国での価格は19,980元(2022年10月時点で、約413,395円)で、インドでのTVS Apache RR 310(これはBMWのG310RRのほぼOEMのバイク)よりもやすい価格帯です。日本で「250RR」と聞くと、どうしてもHONDAの「CBR250RR」が思い浮かぶので、ネーミングとしてはややこしいところですね‥

<スペックについて>

・2022年時点でのVOGE 250RRは、プロジェクター付のLEDヘッドライトが採用されており、メーターはTFTメーター、デュアルチャンネルABSや2つのライディングモードもついています。

・Voge 250RRは、248ccの単気筒エンジンを搭載しています。このエンジンは、親会社Loncin(ロンシン)が開発した KE250エンジンであり、水冷SHOC4バルブ、最大出力21kw(28.6PS)/9500rpm、最大トルク24Nm/7500rpmとこのクラスとしてはかなりスペックが高いエンジンだと思います。単気筒エンジンということで、エンジンの重量も軽く抑えることができており、装備重量は147kgです。シート高は780mmであり、国内外問わず人気の250ccクラスで十分に戦えるバイクとなっています。

・公開情報によれば、加速度は100kmあたり6.7秒とこちらも同クラスではトップクラスの加速度ですね!これは、先日当ブログでもご紹介した、CFMOTOの250SR(春風動力=CFMOTO 250SR S)のパワーグラフを上回っていて、中国企業同士も競い合いも垣間見れます。

・250RRは2022年10月の現時点で、モデルチェンジ案がすでに発表されているようです。スペック的には基本的に先代モデルと同じで、全長×幅×高さ(1955mm×720mm×1070mm)、ホイールベース1360mm、全備重量が147kg、実座高が780mmのままです。 乗り心地の良さとスポーティさを両立させるため、乗車姿勢については細かく調整されます。

<日本での販売について>

・現在日本販売はしておりません。フロントフェイスがプジョーの自動車の牙デイライトのような見た目で、個人的にはとてもかっこいいと思うので、ぜひ日本で販売してほしいところですね。もしくは、MVアグスタの新型250ccフルカウルスポーツとして、これをアグスタのイタリアンデザインのカラーリングでOEMなんてどうでしょう…

・生粋のファンからしたら邪道なのかもしませんが私的には全然ありです!アグスタとロンシンの提携がうまく進んでいれば、数年以内に250ccクラス…は厳しいでしょうが、新型350ccくらいのフルカウルスポーツバイクが出てもおかしくはないでしょうね。先に出るのはネイキッド(ストリートファイター)のブルターレだとは思いますが。フルカウルスポーツであれば、MVアグスタ「F2」(300cc)「F5」(500cc)とかでしょうか。楽しみですね!

第2位:CFMOTO「250SR S」

・CFMOTOの250SR Sとは、アジアを中心にライバルが多い250ccのフルカウルスポーツバイクになります。一目見ると忘れられなくなるような流麗なデザインは、さすがキスカデザインですよね。末尾に「S」のつかない「250SR」というモデルもあり、そちらはこの「250SR S」のノーマルバージョン的な扱いになります。ZX25RとZX25RRみたいな感じですかね。ただ、この「250SR S」は、ノーマルに比べてかなり軽量化されているため、買うなら断然こちらでしょうね。

<スペックについて>

・エンジン型式としては、水冷単気筒、DOHC4 バルブの249ccで、ボア×ストローク72mm×61.2mm圧縮比11.3:1、馬力は20.5kw/9750rpm、最大トルク22N・m/7500rpmとなります。全長×幅×高さ(2010×750×1080mm)、ホイールベースは1360mm、シート高は780mmで、最低地上高135mm、車両重量157kg(タンク容量12l)となっています。このクラスとしては、タンクはやや少なめですね。

・公式によれば、優れたハンドリングと俊敏性を兼ね備えた、ユニークで改良されたレーシング要素を備えたバイクとのことです。ぜひ乗ってみたいところです。いやーしかしデザイン最高ですね…、ウィキには品質について少し書いてありましたが、KTMとの合弁会社で作っていると考えるとすごい悪いとかではなさそうですが。あと何と言ってもこのクラスで、この片持ちスイングアーム。最高でしょう。さらにTFTメーター、アシストスリッパークラッチも装備しており、クラストップの車体装備力です。

・無印版でもあるCFmoto「250SR」との最も大きな違いは、装備重量の差ではないでしょうか。従来の「250SR」と比べて、装備重量「-8kg」とかなり軽量化が図られ、全体的にバイクの強度がアップしています。ただ車体サイズやホイールベースは全く同じで、エンジン出力にも差はみられませんので、利点としてはバイクの重量が軽くなった分、取り回しや動作が軽くなっているということでしょう。

・また、フロントのブレーキマスターシリンダーのピストン径が14mmから12.7mmに変更されています。また、リアブレーキは、ディスク直径が 240mm に拡大され、制動力が向上し、緊急時により速く停車できるように改良されています。これから盛り上がるブランド(メーカー)間違いなしですね。

<日本での販売について>

・ここまですでに国内で買えること前提に話を進めてしまいましたが、このバイク…日本には正規導入されていません。というより、日本には二輪の公式ディーラーがありません。関東で個人的に仕入れられている方がいらっしゃるので、どうしてもほしい方はググっていただければとすぐに出てくると思います。(私はめちゃくちゃほしいです)

・ちなみに四輪のバギーの方は、正規輸入されているようです。(CFMOTO japanという会社があります)これで品質はある程度大丈夫で、日本で導入してくれればかなり売れそうだと思うのですが…まぁ日本市場より東南アジア、中国、インドでしょうね。欧州にも導入されていることを考えると日本に来てくれていいのですよー?!

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