【新型V3】2026/2027 HONDA 「V3R 900」 ネイキッド/ストファイモデルから!【EICMA2025発表】

【EICMA 2025】Honda V3R 900 E-Compressor 完全まとめ

・ホンダが本気を出した「電動コンプレッサー付きV3バイク」……「V3R 900」 

・ロゴもカッコいい。

・ミラノショー「EICMA2025」で世界初公開された「V3R 900 E-Compressor Prototype」

・新開発の75度V型3気筒エンジン(900ccクラス) に、モーターで回す電子制御コンプレッサーを組み合わせた、ホンダの本気ですね。

水冷75度V3・900cc+電子制御コンプレッサー(オンリーワン)

開発コンセプトはNon-Rail Roller Coaster(ノンレールローラーコースター)」

・900ccですが「1200ccクラス並みのパフォーマンス」

・タンクには、新しい「Honda Flagship WING」エンブレムを初採用!

引用元:https://global.honda/jp/news/2025/c251104c.html

・すでに量産を視野に入れたプロトタイプであることは間違いないので、楽しみですね。


「V3R 900」って? ざっくりおさらい

モデル名:V3R 900 E-Compressor Prototype

ステータス:量産を見据えたプロトタイプ(いわゆるショーモデルだが、市販前提っぽい作り込み)

発表:EICMA 2025(ミラノショー)で世界初公開

エンジン:水冷 4ストローク DOHC 75°V型3気筒・900cc

過給機:世界初の電子制御コンプレッサー(E-Compressor)を搭載

開発コンセプト:「Non-Rail Roller Coaster」… 約束された高揚感と、卓越した安心感を同時に狙うコンセプトワード

狙っている性能:「1200ccクラスに匹敵するパフォーマンス」

ホンダの新世代フラッグシップ候補、という立ち位置のバイクです。


 EICMA 2024 → EICMA2025の年表

1年前からちょこちょこと伏線が張られていましたね

◆ 2024年:EICMA 2024 で、ホンダは75度水冷V3エンジン単体のコンセプトを公開。

この時点では「V3 エンジンの技術デモ」的扱いで、具体的な排気量や車体はまだ曖昧でした。

◆ 2025年:V3R 900 E-Compressor Prototype として車体付きで登場。今回の2025年のEICMAで、エンジンが900ccであることが明言されました。

さらに、世界初となる電子制御コンプレッサーを組み合わせて「V3R 900 E-Compressor Prototype」として車体付きでお披露目。

ホンダの2030ビジョン(自由で楽しい移動の喜びの提供)を体現する、次世代スポーツモデルとして紹介される。

という流れなので、「エンジンだけ出して様子見 → 1年かけて車体とコンセプトを整えてきた」のが今回の V3R 900というわけですね。

エンジンと電子制御コンプレッサー

◆ 世界初「電子制御コンプレッサー(E-Compressor)」とは?

ターボ:排気ガスでタービンを回して過給。

スーパーチャージャー:クランク軸から機械的に駆動して過給。

E-Compressor:モーターでコンプレッサーを回し、電子的にブースト圧をコントロールする仕組み。

ホンダいわく、この方式だと:

・エンジン回転数に依存せず、必要なときに必要なだけ過給ができる

・いわゆる「ターボラグ」を極力抑えられる

・機械式スーチャーよりもレスポンスや効率のチューニングがやりやすい

その結果として、

「900ccのコンパクトなエンジンで、1200ccクラス相当のトルクと加速を狙う」というわけですね。

車体・デザイン・ポジション

・外観はかなり攻めたストリートファイター系です。

・縦型のLEDヘッドライト:細長い縦目+シャープなポジションランプで、近未来感強め。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=cdwQHK-IiRc

・非対称サイドカウル:左右で形の違うカウルで、E-Compressorやパイピング周りが見えるように構成。

 

ショートテール&片持ちスイングアーム:リアはかなりコンパクトで、ワイドなリアタイヤを強調。

タンク側面には、2026~につけられる新しい「Honda Flagship WING」エンブレム

足まわり(公表+現地レポートまとめ)

・フロントはSHOWA製倒立フォーク(SFF-BP)と思われる構成。

・リアは片持ちスイングアーム+リンク式モノショック。

・タイヤは前 120/70ZR17、後ろは200/55ZR17クラスの極太サイズというレポートもあり、リアの存在感がかなり強そう。

ポジション的にはネイキッド寄りのアップライトさとスーパースポーツに近いシャープなスタンスの中間くらいを狙ったハイパーネイキッド/ストリートファイター路線とのこと。

V3R 900 概要スペック(いま公式に出ている部分だけ)

まだ最高出力や車重のような数値は出ていませんが、現時点でハッキリしている項目だけをまとめると、こんな感じになります。

項目 V3R 900 E-Compressor Prototype(公式・各国メディア共通情報)
ステータス EICMA 2025 で初公開されたプロトタイプ。量産を視野に開発中と明言。
エンジン形式 水冷4ストローク DOHC 75°V型3気筒(V3)
排気量 900cc
過給システム 電子制御コンプレッサー(E-Compressor)を搭載。モーター駆動でブースト圧を緻密に制御。
パフォーマンス目標 排気量900ccながら、1200ccクラスに匹敵する動力性能を目指すと公式が説明。
開発コンセプト 「Non-Rail Roller Coaster」── 約束された高揚感と、卓越した安心感の両立。
スタイリング 縦型LEDヘッドライト、左右非対称カウル、ショートテール、片持ちスイングアーム、ワイドリアタイヤ。
エンブレム 新デザインの「Honda Flagship WING」エンブレムをタンクに採用。今後のフラッグシップモデル群に展開予定。
位置づけ ホンダの次世代スポーツ/ハイパーネイキッド系フラッグシップ候補となるパフォーマンスコンセプトモデル。

まだ公表されていない情報

・逆に、2025年11月時点でまだハッキリしていない/言及されていないポイントもまとめておきます。

・最高出力・最大トルク・車両重量:「1200cc並みのパフォーマンス」としか語られておらず、数値はどこも未公表。

・電子制御の詳細:ライド・バイ・ワイヤやIMUベースのトラコン/ウィリーコントロール/ABS などはほぼ確実に載るはずだが、公式コメントはまだなし。

・シャシー寸法(ホイールベース・シート高・キャスター/トレール):写真から「スリムでコンパクト」なのは分かるものの、数字は未公開。

・市販モデルの姿:ネイキッド一本なのか、将来カウル付きスポーツやツアラーに派生するのかはまだ不明。

・発売時期・価格・投入市場:「量産化に向けて開発を継続」という言い回しに留まっていて、年次や価格レンジの話は一切なし。

・なので現状は、スペックを数字で語るよりも、「どういう方向性のバイクなのか」を押さえておく段階ですね。

個人的に気になっているポイント&妄想(こうだったらいいな)

・ここからは、公式情報+海外メディア情報などを踏まえた妄想となります

①パワー&キャラは?

・「1200ccクラス相当」と言っている以上、最高出力120〜140psくらいがエリアとしては自然?

・ただ、H2みたいな「最高出力300ps!」系ではなく、街中〜ワインディング主体でトルク型に振ってくる感じでしょうか。

・電動コンプレッサーのおかげで、900ccとしてはかなりフラットで太いトルクカーブになりそうですね。

②今後のラインナップ展開予想

・ホンダは新エンジンを出したら、だいたい兄弟車を増やしてくるので、

・V3R 900(ネイキッド/ストリートファイター)

・V3R 900 GT(スポーツツアラー)

・V3R 900 SP(電子制御サス&ハイグレードブレーキ搭載版)

みたいなラインナップ構成は、ありそうだなと妄想しています。

③既存フラッグシップとの関係

・現状のフラッグシップは、CBR1000RR-R、Africa Twin、Gold Wingあたりですね。

・そこに V3R 900 が加わることで⋯⋯

「直4(CBR/CB1000系)+並2アドベンチャー(Africa系)+ 水平対向6気筒戦艦 + 変態V3」という、かなり面白い感じになりそう

・さらに 「WN7」(電動スポーツ)も合わせて考えると、隙がなさすぎて怖い。あと自動車もHondaに乗ればいいわけですよね?

海外SNS・掲示板・メディアの反応

・最後に、EICMA2025直後の海外の反応をざっくり国・地域別にまとめておきます。
(※複数のSNS・掲示板・メディアを見て、よく出ていた声を要約したものです)

■ 英語圏(Reddit / 英語フォーラムなど)

「ターボでもスーチャーでもない“電動コンプ”という発想が最高」という技術オタク歓喜組。

「数字次第だけど、軽い車体で130ps前後なら最高」「A2対応のデチューン版も出してほしい」など、スペック妄想勢。

「なんで V4 じゃなくて V3 なんだよ(笑)」というツッコミもかなり多い。

■ インド(現地メディア&掲示板)

「ついにホンダが本気で変なことを始めた」「Kawasaki H2 とはまた違う方向で面白い」と好意的な反応が多数。

同時に「でもインドでこれが買える日は来ないだろうな…」という、現実的なため息もセットで流れている感じ。

■ トルコなど(ローカルフォーラム)

「壊れなさそうだけど、ちょっと退屈そうな見た目」とデザインに辛口な意見。

「動画だとサウンドが地味」「H2 の方が全然エキサイティングに聞こえる」という音に対するコメントも目立つ。

「どうせ高くて手が出ない」「日本車は排気量を増やさないでこういう方向に行くのか」という、価格と排気量へのぼやきも人類共通で面白いところ。

■ フランス(Moto-Station など)

「ミラノショーの主役の一台」と紹介しつつ、ホンダのチャレンジ精神をかなり好意的に評価。

「日本メーカーの中で、ここ数年でいちばんイマジネーションのあるコンセプトだ」とべた褒めしている記事もあり。

■ ドイツ語圏(1000PS など)

開発コンセプト「Non-Rail Roller Coaster」に注目し、「精密さとエモーショナルさを両立しようとするモデル」と分析。

「電子制御コンプレッサーをバイクに持ち込んだのは技術的に大きな一歩」として、エンジン技術面から高い評価。

■ 東欧(ポーランドなど)

「V3+コンプレッサーというかなり変態的な組み合わせ」という言い方で、レイアウトの珍しさに注目する記事が多め。

「VTR / VFR の系譜に、新しい V3R が来たのはすごくホンダらしい」と好意的な論調。

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